それでも劇団うわの空「ラストシーン」を観劇した感想をまあ、 半分自分の記憶のために書いて見ようと思う。
そもそもワシ、演劇はアングラ劇団・テント芝居の「風の旅団」 から入るという童貞がいきなりSM複数プレイで筆下ろしするよう なむちゃな入り方やった。
おどろおどろしくも熱量だけはREDに振り切れてる芝居だった。 当時大学の学祭で見たんやが劇団が来る度にその熱量に当てられて 周りの女子大生が学校から消えて劇団員になってるという経験をし てる。
敬愛する先輩(INUのオリジナルギタリスト) もこの劇団に入ったって風のうわさで聞いた。
衝撃だったね、 あれほど笑って笑いすぎて喉が枯れたって経験他にない。まあ、 中華活劇シリーズあたりが頂点で、わかぎさんが「劇団」の「 お芝居」 にしようとしていく過程で面白くなくなっていったわけやが。
その後は生うどんの東さんが参加してた劇団見たくらい( 正直ほとんど記憶に残ってない)
という程度にプアな演劇経験しかないワシです。
前置き長っ!
でもまだ本題に入らない(笑)
わい小説など書いていたわけやが、その頃の持論として1度公開したものはどれほど誤読 されようがその物語は読者のもの。 言い訳やそうじゃないなんてのは書き手のエゴ、 というのがあった。
芝居かて同じだと思う。
だから批判も反論不要。 それが的外れだと思ったらふふんって鼻で笑って忘れればいいだけ 。ね、琴里さん。脚本はすばらしいとかそれを決めるのは観客だから。(でも役者さんにそこまで思わせるのはある意味すごい)
で、本題。
そもそもこの芝居見に行くきっかけはチアーズ。 ハート集めのため配信飛んで、 普通は30秒見たらすぐ配信から離脱するのにあの日だけはそのま まズルズル見続けた。
基本アイドルメインのチアーズで、 配信してるアイドルは誰もがどこかスレてたりぶりっ子していたり 。その中で明らかに異質な子だった。 田舎の純朴そうな女の子がさしたる工夫もなく() 配信してるだけ。
そう、それが染木彩花ちゃんだった。
(配信で歌うのは決まって「森のくまさん」それも途中からあやふやな染木さん)
それ以降彼女の配信は積極的に見るようになった。
おそらく彼女にチアしはじめたの去年の6月。 約1年配信見続けて、彼女は上京し、舞台に立つことになった。
3月の舞台こそ見れなかったものの次こそはと行ったのが今回の「ラストシーン」
多分そんな機会でもなければ芝居なんか見に行かなかったと思う。
今だから言えるが聞いたことのない劇団だし、 タレント呼んで集客してるくらいだからって芝居そのものにあまり期待はし てなかった。 彩花ちゃんも高校出てプロとしては役者始めたばかりだしって。
ところが
……
泣かされた。それも彩花ちゃんの芝居に。
彩花ちゃんがいるたったそれだけで
この世界はもう全力で特別で
と最大級の賛辞を送ったところで、さてここから辛口
覚悟のある者のみこの門を通るがよい
(地獄の門)
わいと郡司さんの採点では脚本は60点のイーブン
本音を言えば彩花ちゃん出ないなら見に行かない。
ワンピースやら「はいっ!ダイヤモンドの原石ですっ!」 ネタは笑ったが全般的に笑いが古い。
演劇見に来る層は年寄り多いからあえてきみまろレベルの笑いにし てるのかもしれないが。
繰り返しは笑い取る原則みたいなところあるが、 イケメンに握手orサインねだるネタは芝居の流れぶった切ってた し、 撮影の中断が繰り返されるとこもネタはもういいから話進めろってなった。
大笑い出来るネタ挟むならまだしもあまり笑えないギャグで芝居の 流れ切るのは脚本に問題ありやと思う。
ゲイを告白するシーンもギャグにまで昇華されてなくて逆にヒヤッ とした。芝居はテレビと違って規制少なくて毒を吐けるのがいいとこやのにそこまででもなく。
わいに合わなかったお笑いだった、だけかもしれない。
お笑いに厳しい関西人ってのもある( 去年の笑ってはいけないではクスリとも笑えなかった)そして天才中島らもの書いた脚本の芝居と比較されてしまうハンデ もあろう。でも笑えないギャグが約半分。そこは彩花ちゃん見て癒やされるシーンと割り切ったけどね。
さらに言うと座長、主役張るオーラないんよね。 芝居は上手いんやから脇に回って舞台支える方が芝居全体が映えると思う。(だからラストシーンは座長でなく彩花ちゃんのさくらに負けない満面の笑みであるべきだったと思う。わいが脚本書くならそう……はしなかったな、ギャグで締めてたww)
大女優が演じるシーン、 なぜあのシーンだけ彩花ちゃんの役やるのかわからんかったしともかく物語の芯が通ってなかったと思うのですよ。
ということで結論。彩花ちゃんはガチかわいいので次の芝居「ONE DAY」も見に行っちゃいます!←ヲタクちょろいwww