2021年ヲタク活動まとめ(前編)

御大ロバフィリ「いやあ12月ですなー」

トニレビ「年の瀬ですなー」

御大「しかしなんで12月を年の瀬言うんでしょうなー」

トニレビ「そりゃ一ノ瀬って言うたら神宿脱退してしまうからちゃいまっか?」

御大「なるほど‥ってなるかいっ!」(トニレビの頭をハリセンではたく)

(いきなりステージで漫才始めても違和感のなくなった近年のKING・CRIMSON)

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トニー・レヴィン

 とまあ、お筆先ではじまった年末ヲタ活記録。通常訪問者数1,2人の場末ブログ。(そりゃ半年に1回くらいしか更新しないので当たり前)(オサカナラストライブで初の100超え、こないだのリンワンさん架空インタビューで30人くらいやった)(と思ったら40人超えてた)(メンバーさんにまで読まれてた照)

 恒例、行った現場数でランキングしてそれぞれにコメントしていくスタイルだす。数えてみると回数は確実に減ったなあと思うわけで。

 とりあえずアイドルさんがたくさん出るフェス系は興味なくなった。金払ってお目当てのとき入場規制では入れませんリスクとか最前張り付きヲタクとかアホらしくてチケット買う気にもなれんし、ミシェルとかおっ!イベント告知!とか見ても好きでないグループ(最近だと代、ラキア、二丁目、きゅるしてあたり)との対バンならそのステージ見るのさえ苦痛でパスするし、リンワンさんも会場クレストやとか販売がチケビレだとそっと閉じるくらいにヲタク衰退期。

 モ!、ワンフォー、オサカナみたいな本現場ないのも如実に現れたなあなどと回顧しながらそれではスタート。

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7位(同順位)ぴゅーぴるモ!3回

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ヤンキーになる前の清純派ぬめりちゃん


 ライブは1回しか行ってない。それも2期時代の。あとはワロップでのイベントで見たもめりも含めてみた。

 ぬめりちゃんおもろいんよな、キャラ立ってて。不良になっちゃったけど。何度だって言うがぬめりちゃんには木村沙織全国ツアー2022のセンターいや、アタッカーを務めてほしい1位。リアル元バレー部でユニフォームガチで似合いそう。トークもできるし石田P、どうっすか?

www.youtube.com

 ぴゅさんもゆるめるさんもいいライブしているってTLに流れてくるとふらっと行こうかって気になるが、同時に熱心なゆるヲタさんが運営に不満のお気持ち表明しているのがあちこちから上がっているのを見るとそんな気持ちが萎える。ちゃんと告知しようよ!クラファンのリターンの連絡ちゃんとしようよ!告知のミス減らそうよ!

 あと平気で片手しか空いてないスペースに無理やり割り込んで最前取るある古参ヲタが嫌いでやっぱり積極的には行かんのやろな。(譲り合いならええんよ。かつてのゆるめる現場であったような。まあ外部からやと最前奪い合いに見えるかも(笑)でも際はその推しの落ちサビ終わるとすごすご下がるのがかわいい)

 追記

 ライブ配信見てるんやがええライブしてるなあ。やっぱり一度は新体制見に行くか。配信は大事ってクマリさんのマネージャー言うてたの実感してる。

 

7位サンダルテレフォン3回

  もはや伝説になりつつあるササキフェスで初見。西脇さんのボブがあまりに美しくて見とれてしまった。

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西脇朱音さん

  曲もいいしなんか見たことあると思ったら火曜THE Nightに出てたの見てたんやな。でもなんかグループとしての一体感というかまとまりがない感じがして、それは2回目、3回目見たときもさらに強く思った。振りが揃ってないとかじゃなくなんかコラボステージ見てるような。

 と思ったら西脇さん脱退発表。火曜THENightでメンバー間で必要以上に距離を置くっていうの見てた先入観からか西脇さん脱退が決まっていたからか理由は曖昧やけど、ともかくそう感じたんよね。

 3人体制でどう変わるか興味あるところ。音的に主現場で対バン出ること多そうなので来年そのあたり注目して見てみたい。

 

<追記>

 急遽年末に4回目のダルフォンさん見た。西脇さんラストデイ。マジックオールナイトはアンセム曲やな!

 

 

 

7位 situasion3回

 

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 メンバーみんなかわいいし「正せよ~」はいい曲だし、リンワンさんにつまずかなかったらこっちにはまってたかも。

 遠目に見ると西野さんがちーぼうみがあって次の機会に特典会行こうと思いながらまだ果たせていない。接触厨でないので(笑)

最初に見たのが

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 好きな、あるいは見たかったグループばっかだった。シチュさんは初見だったがまた見たい!って思えた。実際に今は対バン相手にシチュさんの名前あるとラッキーと思う。

 しかし正月元旦の朝5時からライブやるって正気か?(褒めてる)(行きたいが嫁の壁が果てしなく高い)

 

6位パンダミック4回

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辻村羽来ちゃん レアなみつあみ(佐々木亜実ちゃんディレクション

 もともとベース弾きだったので(ただしリズム感のない←あかんやんっ!)パンダちゃんのバチバチチョッパーベース+カンカンドラム曲好きなんよね。つまり好きな曜日とオモカゲプラスティックの2曲が推し曲なんですがオモカゲは干され曲やし、好きな曜日も再録はベース控えめにアレンジされてて悲しいマン。

www.youtube.com現体制での音源はないオモカゲプラスティック


 しかしオサカナ繋がりでZIZOOは見る機会多くて、恵まれてるよな。

 

5位 クマリデパート7回

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優雨ナコさん(初期形態)

 3人時代から途中行かない時期もありながら見続けているグループ。推しメンは優雨ナコちゃんなんやがミシェルとの対バンでブラジルちゃんとの特典会から回したときの早桜てゃんが過去最高に可愛くてだな!

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薄い顔の早桜てゃんIs最高!!!

 ビニールシート越し、マスクしてるにもかかわらずちょっと見上げる早桜てゃんの愛・く・る・し・さ!!!ときたら。

 傍若無人で名を馳せたワイがなんか始めて好きな子と話す中学生並みに照れてしまったのだよ!同じグループに二人も好きな子いたらそりゃ行くやん!

  いや、曲もね、ええんよ。いうか曲に魅力ないと「この子かわいい」ってなっても行かんもん。

 初期曲(愛PHONE、24時間、いくじなし)のリリカルさもええが極ラブ、限界無限大とかアイドルの可能性突き詰めていくストロングスタイルは素直に感嘆。

 そしてここの強さは情報発信力。日替わりブログに毎週のラジオ。やっぱりステージ以外にこんなこと考えているとかこんな日々送っているって知るとそのグループに対する愛着増すやん。(しかしAuDeeはCM入らんがどうやって収益上げてるんやろ?出演者が買い取りなんかな?P/L見てもさっぱわからん)

 もう一つの強さはマネージャーさんのメンバー愛!たまに上がるマネージャーさんのブログに愛溢れてる。

  最近デビアンのマネージャーさんとのラジオにクマリのマネージャーさん夫婦が出ててるの見つけて売れない頃から売れたまでの変遷みたいの聞いてますます好きになったな。

stand.fm

(動員30人、50人、70人の壁理論や、森から出てくる怒った男と泣きはらした女のくだりとか聴きごたえある)

 

4位 君の隣のラジかるん8回

 

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橘桜子(らこてん)

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和田あずさ(あずあず)

 いやここもあずあずソロイベ含めての回数やけど。

 失ってわかったのが思ったより君ラジ好きやったんやなってこと。そしてアイドルは歌って踊ってこそアイドル。あずあずがステージ立つなら平日だろうが少々無理しても行くが座ってちょっと喋るイベントには足が重くなる。

 いや行けば「やっぱかわええのう」ってなるし、マスクチェキと撮影済マスクなしチェキを選べるのもヲタク思いなの間違いないんやけど。はよステージ復帰してくれーというお気持ち。

 そして橘桜子ちゃん。高校生になってかわいさが開花して、いやいやもともとかわいかったけど脱皮したように突き抜けたと思うねん。大学受かったらアイドルに戻ってほしい。そりゃあずあずと最強2トップ復活してほしいがそうでなくてもやっぱりステージで輝く姿を見たい。

 クマリデパートさんとのツーマンはアイドルシーンでの王道アイドル対バンって感じでむっちゃ幸せな気分になれた。未だにあれロマンチックやニッポン夏サマー聞くと君ラジとのコラボステージが脳内で蘇って困る。

 

 

  長くなったので3位以降は後編で。

 

 

Ringwanderung リングワンデルング架空インタビュー

 佐々木フェスでずぶっと足を踏み入れたRingwanderung。どんな子たちなんか興味惹かれるんやが曲やステージ以外ほとんど情報なくて。音々ちゃんがいちごみるく出身ってのとみょんちゃんがカラオケバトルで優勝したくらいしか出てこやん。

 2周年トークライブも15分程度でメンバーの内面に突っ込んだとこまでいかんかったしロングインタビューでも受けてくれんかなぁってここんとこずっと思ってて、そうや!なら自分で書いてしまえ!となった。架空インタビュー。全編想像と虚構です。嘘です。でっちあげです。先に謝っておきます。ごめんなさい。

 関係者に怒られたら消します。

 

 架空インタビューの概要と前回書いた架空インタビューはこちら↓

eicie.hatenablog.com

それでは始まり始まり~

Ringwanderung架空インタビュー

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聞き手 ぱんけーきえいじ(以下ぱ)

 

ツインテールのヤバいやつがいるぞって

ぱ「まずはツアー東京の成功おめでとうございます。このコロナの中で名前を知ってもらうだけでも大変なのにクワトロをSOLD OUT。今のRingwanderungさんの勢いをよく現していますね」

佐藤倫子(以下「倫子」)「ステージでも言ったんですけど何枚売れてるとか全然聞いてなくて」

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佐藤倫子

みょん(以下「みょ」)「舞台上がったら人がいっぱいでなんか笑っちゃいました」

増田陽凪(以下「陽凪」)「本当に嬉しかったです」

ぱ「ワンマンの話は後でゆっくり伺うとしてまずはこれほど歌が上手くて踊れるこのメンバーが揃ったことが奇跡だと思うのですが、そのあたりから教えていただけますか」

倫子「えーと、(ちょっと間を置いて)オーディションで」

ぱ「確かみょんさんだけ決まっていて他のメンバーを募集したんですよね」

みょ「早い時期に音々は決まったんだけどその後は応募してきた子でなかなか今P(今村プロデューサー)のOK出る子がいなくて」

寺尾音々(以下「音々」)「あ、言っちゃうんだ」

みょ「きゃはは(笑)今Pに怒られちゃうかな。でもいいじゃんもう」

ぱ「最初はメンバー募集はうまくいってなかったんですね」

みょ「そうそう、それで大学の先生のところ行って誰かいい人いないかなって相談したら倫子ちゃん紹介されてアイドルやらないかって誘ったの」

倫子「そのときはびっくりしたけど学校の先輩が誘うんだから変な事務所じゃないだろうしまあ経験だし受けてみようかなって。自分から探して応募しようと考えたこともなかったし、街なかでスカウトされたとかなら絶対受けなかったですけど」

辺見花琳(以下「花琳」)「ちょっと変な事務所だったけどね」

ぱ「ああ、それはコロナ契約解除事件のこととかですか」

音々「シーッ(口に指を当て)」

ぱ「あ、すいません。話を戻しましょう。それで倫子さんが3人目の適格者としてメンバー内定したわけですね」

倫子「それが一人で受けるのもなんだからって高校時代の友人と(ここで吹き出して喋れなくなる)」

みょ「倫子が『入学のときからツインテールしててペガサス飼ってるっていうヤバい同級生いるからあれも誘おう』って言い出して(笑)」

花琳「え、ちょっと‥‥」

陽凪「それ、私も初耳(笑)」

ぱ「ペガサスはその頃からの設定なんですね(笑)」

花琳「設定じゃなく本当です。ペガサスはいます」

倫子「今の花琳さんによる『STAP細胞はあります』のモノマネです。気にしないでください。で、私とゆりと花琳さんが決まって、花琳さんからクラスにアイドル好きな子いるって話聞いて陽凪に声掛けたんだよね」

ぱ「なるほど。スラムダンクで徐々に最強メンバーが揃っていく感じっぽくて格好いいですね」

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辺見花琳

 

・あーあ、陽凪ちゃんが今村Pを泣かせちゃった

ぱ「さてコロナ禍の真っ最中に結成だったわけですがデビューに向けてレッスン、曲入れは大変だったんじゃないでしたか?」

みょ「それはそうですね。なかなか集まれないのが苦労しました。もともとみんな歌って踊るのはできるので振り入れとかは各自でできるんですけど。振り付けを合わせるのとかフォーメーションとか大変でした」

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みょん

倫子「でも最初の全員レッスンで一番勉強になったのは音々のアイドル講座!」

花琳「音々はアイドル歴長いもんね」

音々「広島アクターズから数えたら‥‥って数えないけど。特典会、いわゆるチェキ会の流れとか特典会での話題の振り方とか。そのへんは今Pより私の方が詳しかったから」

陽凪「あれ、役に立ってる!会話に詰まったらとりあえず着てる服褒めとけばいいとか」

音々「陽凪、ここで言うのストレートすぎ(笑)」

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寺尾音々

ぱ「はは。そういえば陽凪さんはポンコツと自分でも言っていますが実際どんな行動や発言がポンコツなのですか?外から見てたら普通にしっかりしてそうに見えるんですけど。アイドル業界では#小玉梨々華の名言や#雨宮語録が有名ですが(いくつか見せる)」

陽凪「そういう常識を知らない発言はないんですけど。普段はわりと油断して生きてます」

みょ「‥‥常識を知らない‥‥って。あ、インタビュアーさん、ごめんなさい陽凪は悪意ないんですよ。真面目なのでストレートな言い方してしまうことがあるだけで。まあそういうとこがポンコツなんですけど」

陽凪「そ、そうです。常識ないっていうのもいい意味で(しどろもどろになりながら)」

倫子「あ、そういえばあれ!去年の今くらいかな、秋葉原でライブ会場行くとき‥‥」

みょ「(手を叩いて笑い出す)みんなで歩いてたのに陽凪ちゃんがいなくなっちゃったやつ(笑)」

音々「探したら知らないおじさんの後着いていってたんだよね(笑)慌てて連れ戻しに行って」

陽凪「あれはちょっと考え事してて」

倫子「(陽凪の発言を無視して)そのおじさんがまあ今Pと似たがっちりした体格だったんですけど、その頭が、っていうか髪がまるっきりなくて。つるつるで」

みょ「陽凪ちゃんが『今Pと間違えちゃったあ』ってサラッと言うから今Pが自分の頭撫でて「オレまだ(髪)あるんだけど」って泣きそうになったんだよね」

花琳「実際ちょっと涙溢れてた(笑)」

倫子「あーあ、陽凪ちゃん今P泣かせちゃったんだ~って笑ったよね。後にも先にもあれ以外今Pが涙目になってるの見たことない(笑)」

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増田陽凪

 

 

・露出系メンバーって見られたらやだな

ぱ「それではワンマンライブの話を伺いましょうか。相当リハを重ねたとか」

倫子「やりましたね、かなり。おそらく前回のワンマンの倍くらい時間掛けてます。普通のライブの前とかにも早出してスタジオレッスンしてました」

音々「曲数も増えたし初お披露目曲もあったし。あ、ご覧になられてどうでしたか」

ぱ「圧倒されました。本当にいい魅せるグループですよね。新衣装は想定してましたが三曲目の新曲はびっくりしました。あれはみょんさんがプロデュースしたんですよね」

みょ「へへ。フロアと一緒に踊れる曲欲しくて曲も振り付けもけっこう注文しました」

陽凪「このグループでよかったなっていうのはわりとメンバーも曲作りに参加させてもらえることですね」

花琳「歌詞とか振り付けとかとか自由に意見言えるもんね」

音々「でも衣装は‥‥」

ぱ「そういえば今回はみょんさんと音々さんはスカート丈短かったですね」

音々「それ、ちょっとイヤで」

倫子「え?そうだったの?」

音々「短いのがイヤっていうよりみょんちゃんと二人だけっていうのが」

みょ「きゃは!じゃあ今Pに言って全員スカート丈短くしてもらうか!」

花琳「わたしはいいけど」

音々「そうじゃなくて。みょんちゃんと二人だけだと露出系メンバーって見られたらやだなって」

一瞬間を置いて一同爆笑

倫子「ははは。みょんの脱ぎ芸はもうリンワン名物だからね」

ぱ「まあまあ。でんぱ組さんも最上さんが加入したときねむさんがグラビア要員が自分だけじゃなくなって安心したって言ってましたし」

陽凪「え、みょんちゃんグラビアやるの?」

みょ「ねえ?今の流れでどうしてそうなる?」

ぱ「ワンマンの裏話も存分に聞けましたし、また2月のツアーファイナル大阪終わったところで改めて感想聞かせてください。本日はありがとうございました」

メンバー全員「ありがとうございました」

 

以下ツアーファイナル後に

つづ‥‥くわけあるかああああああああああ!!!!

 

 

 

 

 

 

短編怪談 ぬめり

自分の芸名をぬめりと名付けるアイドルと才色兼備なアイドルにインスパイアされ書いてみた怪談をここで供養

 

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「ぬめり」

 

 これは大阪市内のマンションに住む姪っ子の桜子から聞いたお話し。

 

 布団から出ている顔だけが冷たくて、そのせいで目を覚ますような晩秋の朝。桜子が洗面台に向かう途中、母親、楓の部屋の前あたりでスリッパの下にぬちゃっという感触を覚えた。それだけでなく足を滑らせてあやうく転びそうになった。廊下が濡れていた。少し酸っぱい臭いもした。

 母親の楓が生ゴミを捨てに行く際にビニール袋からなにか漏れていたのに気づかなかったのだろうと桜子はぼんやり思った。楓は頭こそいいのだが、日常生活では少々うっかりなところがある。それなので桜子もさほど疑問に思わなかったのだ。彼女は濡れているところを避け、顔を洗い一人でパンを食べ小学校に向かった。

 その晩の八時すぎ。桜子はホットココアを飲みにダイニングに行った。食卓では楓が遅めの夕食を取っていた。楓はこの地方のマンモス大学で生物環境学を教える准教授だ。朝は遅めでその分夜も遅い。父親の遼は単身赴任で東京にある大学の非常勤講師をしていた。

 普段は他愛もない会話しかしないが、この日は楓の様子が少し違った。少しかしこまった感じでちょっといいかなと桜子に座るように促す。

「らこ(楓は桜子をこう呼んでいた)、なにか学校で嫌なこととかあった?」

 桜子は少し戸惑った。お笑い芸人のネタを真似して滑りまくる図画工作の先生や精神年齢の低い男子生徒にイラッとすることはあるものの友達にも恵まれていて学校は楽しい。

「どうしたのママ?」

「ううん、なにもないならいいんだけど」

 言いよどんだのを桜子はなによーと促す。

「いじめとか受けてない? なにかあったら絶対相談してね。なんだったら、学校なんて行かなくたっていいんだから」

 桜子は考えた。特に学校は嫌じゃない。母親にそれほど心配される心当たりがなかった。

「ママ、なにかあった? ほんとになにもないんだけど」

「そう?」そこで楓は少し迷ったようだが言葉を続けた「昨日の晩、わたしの部屋の前うろうろしてたでしょ。足音が聞こえたわよ。何度も行ったり来たり」

 夜中の二時三時に寝て朝の九時過ぎに起きるのが母親の日常なので、桜子は母親の寝ている真夜中の時間帯に自分の部屋を出ることはない。母親の聞いた足音は間違いなく自分のものではない。

「それ夢見たんじゃない?」

「そんなことないわよ。ベッド入ってすぐ、寝る前だもの」

 その時だった。ぺたっぺたっという足音らしき音が聞こえたのは。

 桜子と母親は顔を見合わせた。楓は携帯電話を手にし、二人で音のした廊下に足音を忍ばせて向かった。

 廊下の人感センサーが反応してライトが点いた。なにかの影が一瞬だけ見え、すぐに母親の部屋に消えていった。

 見えた?という桜子の問いに母親は訝しげに「なにかいたわよね。ネズミ?」と答える。

「もうちょっと大きくなかった? イタチとか猫とか」

「なんでイタチがいるの?」

「知らない。でも今ママの部屋に入っていかなかった?」

「ねえ、ドア開いてないんだけど」

「ちょっとだけ隙間あったんじゃない」

 どうやら音の正体は小動物らしいのがわかって二人は普通に楓の部屋に向かった。するとまた桜子のスリッパの下でぬちゃっという音がした。どうやら朝廊下が濡れていたのもあの動物のせいらしい。

 桜子は小さな手で鼻と口を覆った。朝より生臭い匂いが強くなっていた。楓もそういえばと呟く。

「今朝部屋の中が少し濡れてたのよね。どこかから水漏れしてるのかって思ったけどあいつのせいか。ああいうのどうすればいいのかな。市役所の害虫駆除係みたいなとこだっけ」

「こんな時間にやってるの?」

「そうね。とりあえず外に追い出しちゃおう」

 桜子たちは楓の部屋に入った。確かにドアはしっかり閉まっていたがその時は深く考えずにドアを開けた。楓がアレクサに呼びかけて部屋の明かりを灯した。

 小動物を探す前に桜子はぎょっとした。

「ねえママ。あれなに」

 桜子の視線の先には膝の高さほどの日本人形がガラスケースの中で飾られていた。花のついた枝を持つ藤娘の人形だ。それはデスクの脇の床の上に直接置かれていた。飾るという感じではない。

 それより。その目が。

明らかに人形のものではなかった。人のものでもない。けれども生きている。強いて言うなら生気のないなんの感情もない瞳だ。ゾンビのような目。

「なに言ってるの。二、三年前からあったじゃない。パパが沖縄出張に行ったときに買ってきたんだもの」

そんなはずはない。少なくとも二日前に母親に学校のプリントを渡しにきたときにはなかった。桜子は母親をまじまじと見た。なにかに憑かれているようなおかしなところはない。さらに母親は続けた。「パパったらなぜ沖縄でわざわざ木彫りの熊買ってくるのかって笑ったじゃない」

 木彫りの熊? なんのことを言っているのか桜子にはわからない。ともかく問題は目の前の日本人形だ。

「あれ、一昨日部屋に来たときはなかったよ。その前も」

 困惑の沈黙が流れた。桜子が母親と人形を交互に見比べているとガタッと音がして日本人形が倒れた。楓は桜子をギュッと抱きしめた。

「ねえ」桜子の声は震えていた。「今勝手に動いたよね」

「多分もともとバランス悪かったのよ。でもちょっと気味悪いから捨てに行きましょ。このへんだと門戸厄神さんがいいかし……」

 楓が全部言い終わらないうちに人形はガラスケースの中でガタガタ動き始めた。

「そう、そうよ。ずっと気が付かなかっただけであれカラクリ人形だったのかも」

 そんな楓の解釈もすぐに否定された。不思議なことに人形はガラスケースをすうっと通過して床に転がったのだ。

 人形は起き上がることなく転がった状態のままその場で小さく跳ねた。

 ぬちゃ。

 そしてもう一度跳ねた。そのたびに音がする。さっき聞こえた足音の正体はこれだった。

 人形は跳ねながら桜子たちの方に向かってきた。さながら床の上でバサロしているような動き、いやこれは魚がピチピチ跳ねている感じだ。ただ粘性が高いのか跳ねるたびにぬちゃぬちゃという音がする。そこで桜子は思い当たった。人形の目はスーパーの鮮魚コーナーで見る魚の目に似ていることを。

 桜子はここで完全に思考停止してしまった。

 その点楓はさすが分別のある大人だ。すぐに我に返って本棚から大きくて分厚い本を一冊抜き取った。

「らこ、窓開けて」

 桜子は母親の意図を察した。跳ねる人形を避けて母親のベッドの上を通ってベランダへの窓を開けた。楓は本の裏表紙で人形を薙ぎ払って部屋の外に追い出そうとした。だがその目的は達せられなかった。人形の表面がぬめっていて本がぬめりと上滑りしてしまうのだ。

 恐怖にかられながらも桜子にはフルに頭を動かした。このぬめりを取るにはどうしたらいい? 塩……そうだ!

 サマーキャンプに行ったとき、塩で魚のぬめりを取る方法を小堀先生が教えてくれた。

「ママ、塩取ってくる」と転がるようにキッチンに行き塩の入った容器を掴むと母親の部屋に戻った。相変わらず人形はぴちゃぴちゃと跳ねている。

 楓は桜子から塩を受け取ると容器の蓋を取り、逆さまにして中の塩を全部、惜しげもなく人形に被せた。人形の動きが鈍った。ここぞとばかり楓は人形を空になった塩の容器で掬いそのまま窓の外に放り投げた。人形はベランダの柵を越えて七階の夜空に消えていった。あの勢いならマンションの裏を流れる川まで飛んでいっただろう。桜子は慌てて窓を締め、ロックを二重で掛けた。

 二人は力が抜けその場に座り込んだ。その瞬間玄関のチャイムが鳴った。

「まさか。ママ、あれ帰ってきたんじゃないよね」

「熊の人形がチャイム鳴らさないでしょ」

 そう答えながらもやはり不安なのか楓の声は少し震えていた。

 楓と桜子は抱き合いながら玄関に向かった。どなたですかと声を掛ける前に玄関の鍵がゆっくり開いた。ドアを開けて入ってきたのは父親の遼だった。桜子たちは安堵のあまり再び脱力してそのまま廊下に座り込んだ。

「どないした?」

 ただならぬ二人の様子に遼はカバンを置くと慌てて靴を脱いだ。

「魚が。人形の。ぴょんぴょんして」

 桜子の要領を得ない説明を遮って楓が要点を整然と説明した。こういうところはさすがに准教授を務めるだけのことはある。ただ一点、楓の説明では日本人形が木彫りの熊に置き換わっていたのだが。

「熊? ベッドルームにあったのって、一ヶ月ほど前にばあちゃん家から送られてきたヌー、いや、アンティークドールやろ。イギリス製の」

「パパ、何言ってるの?」と楓。「パパが沖縄で買ってきた熊の人形よ」

「大丈夫か? どこのどいつが沖縄で木彫りの熊買ってくんねん」

 桜子はどっちにせよ少なくとも二日前にはなかったと言いたかったが、両親の話の噛み合わなさに口を挟むタイミングを掴めなかった。

 確認のため遼と一緒に三人でベッドルームに入ると楓は声にならないかすれた叫び声を上げた。桜子は母親にしがみついた。

 机の横、ガラスケースの中には藤娘の人形が立っていたからだ。それもびっしょりと濡れて。

「……ぬーめり」

 遼が訝しげに口を開いた。

「え、今なんて言った?」と楓が聞いたのと、人形がまた倒れた。さっきの再現のようにガラスを通過し、床の上でぬちゃ、ぬちゃ、と跳ねる。

「ヌーメリック、簡単に言うと数値のことや」

 遼は人形から目を離さず答えた。

「この人形の名前のこと?」

「こいつコーチェル・ビルカー教授いう数学者になんか似てんねん。いや顔は似ても似つかんのやが。でもドールのこの口。教授が講義のときヌーメリックっていうのにそっくりやねん」ここで父親はもう一度妙なイントネーションで「ヌーメリック」と繰り返した。

 桜子にはまったく同意も理解もできない。しかしそういうセンスはいかにも父親らしい。浴槽にコキュートス(ギリシャ神話に出てくる嘆きの川)、冷蔵庫にゲフェングニス(ドイツ語で牢獄)と名付ける父親だったので。

 

 ヌーメリックの説明を聞いた途端、人形の様子が変わった。まず跳ねる動きがピタッと止まった。そして後ろ襟を摘まれたように不自然な立ち方をした。目も魚の目から普通の人形のものに変わっていた。その顔はなぜか戸惑っているように桜子には見えた。

 楓はいきなり激怒した。人形に詰め寄ると胸ぐらを掴んだ。

「われ、なにさらしてくれよんねん!ヌーメリックをぬめりに空耳してビビらせてくれよったんかい。はあ? ざけんな!どたまかち割って南港沈めたろか!」

 桜子は唖然として母親の姿を眺めていた。

 日本人形は怯えているのか、はたまた恥じているのか頬がほんのり紅に染まっているようだ。そして消え入りそうな小声で呟いた。

「ニュー……メリックってどうやればいいんですか」

「知るかっ!ボケっ」と楓は一喝。「そのこまっしゃくれた顔ギタギタにして生ゴミの日にほかしてやるわ」

 そう言ったかと思うと掴んでいた人形をそのまま頭からゴミ箱に突っ込み袋の口を結わえてしまった。

 

 そしてそれ以降桜子の家で奇妙なことは起こらなかった。ただ一つ、なんど捨てても人形が楓の部屋に戻ってくることを除いては。

 

 その話を聞かせてくれた桜子は最後にこう言った。あれほどガラの悪い母親の姿は十一年生きてきて初めて見た。まるでまったく知らない人のようだった。あの鬼気迫る表情の母親の怖さは思い出すだけで身震いする、と。

                               

                                             

                                      了

マティリアル、そして君の隣のラジかるん

 マティリアルという競走馬がいた。おそらくウマ娘には出てこない馬。

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 スプリングステークスで誰しももうダメだというドンケツから、直線だけで一気の追い込み決めて衝撃的に勝つというド派手な馬で、皐月賞、ダービーで1番人気になった馬。

 しかし両方勝てずその後パッとしない成績で最後にローカル重賞勝ったところで故障・死亡した馬だ。

 誰が書いたのか忘れたが「マティリアルはその名の通り優れた素材(マティリアル)だったが素材のままで終わってしまった」という記事が今も記憶に残っている。

 

 そう、君ラジ=マティリアル説を取っているんよ、ワイ。運営がもっと強ければ1000人前後クラスの箱なら、たとえばリキッドルームあたり楽に満席にできたのにもったいないという気持ち。

 リキッドルームってゆるめるモ!もオサカナもここでワンマンやってぐんと飛躍したイメージあるのでここでやってほしかったな、君ラジ。

 

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 君ラジの名前はTLで何度も見かけていた。君ラジというかあずあず、和田あずさちゃんの名前を。もともとワイのTwitterゆるめるモ!ヲタクとしてアカウント作ったのでフォローしているのもゆるヲタさんが多い。ゆるヲタでもあり、あのちゃんに寄せていて実際に顔の系統似ているあずあずがゆるヲタ界隈に見つかるのは当然の成り行きだった。

 

 当時遠征民だったワイは気にはなっていたもののなかなか君ラジ見に行けず、結局知ってから半年後の2018年12月30日。

 振り返ってみると前日12月29日はTask have Funのリリイベに行き

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パジャマでのリリイベ。ただし混みすぎてほとんど見えなかった。

 

30日にあずあず初接触

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 会場はTFMホールやったんよな。そういやオサカナ初めて見たのもここやった。

 特典会でゆるヲタとしてはあずあずを見ないわけにはいかなかったとか話して「髪切ってあのちゃんぽくしたからゆるヲタさんに叩かれるかと思ったらみんな優しくてよかった」って話したのを今でも覚えている。

 しかしこのときまだ中学生やったんかな。ワイ、基本JK 以上にしか惹かれんのやがそれだけあずあずの魅力あったんやね。

 

 この日はその足でオサカナ、ヤナミュー、amiinA、ブクガという豪華メンツがチケット1000円というイベントに向かい、

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 翌大晦日tipToe.無銭に行くとか無茶なヲタクしてたな。

 

 そして年が明けて1月4日。2019年のヲタク初めは君ラジさんだった。

 伝説になっている紺野ゆらちゃん青海-青梅間違えて行っちゃった事件のあったライブ(笑)

 この夏には君ラジさんにとって初のTIFもあり

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2NDワンマンでは熱量たっぷりの明るい未来しか感じられないいいライブをし

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(結局発売されなかったライブ映像。まあ繋がり解雇が出たのでしゃーない)

 

 ヴィレバンでビールケースの上で歌うというカオスなライブやったり

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 もはやフェスの大トリ飾るクマリさんとツーマンやったその6日後にこの年最後のライブを競輪場の余興ステージでやるという振れ幅もすごかったな。そんな君ラジもおもろうてこの年21回も君ラジ見に行っている。

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 初接触から10ヶ月、頑なにあずあずにしか特典会行かなかったのだが、ついにこの年の10月、らこてん列に並んだ。ステージで目立ったんよね。それまであずあずしか見てなかったから気づかんかったんかも知れんけど。

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「よく来てくれるよね。パンケーキ好きなの?あっ!ハワイのエッグス、美味しいですよね、早起きして食べに行きました!」

 あずあずとのお話はテンションがゆるく陰キャのワイには落ち着くんやが、らこてんは明るい学生生活で同級生のかわいい女の子と他愛なく盛り上がるといった、ヲタク気質のワイについぞ経験することのできなかった甘じょっぱい青春の追体験させてくれた。基本テンション高い子は苦手なんやがらこてんは育ちの良さのせいかただただ楽しいだけだった。アイドル業界実家が太い四天王の一人だけのことはある(ちなみに四天王はらこてん、元amiinAmiyuちゃん、花咲なつみさん、別格最強間宮まにさん。ワイが勝手にそう名付けている。根拠はない)

 あずあずが月としたららこてんは太陽。

 この日から特典会は必ず二人とも通うようになった。

 

 ただこの時点でも運営には首をかしげることが多かった。

 ここからはこれからアイドル運営しようと考えている人、うまくいってない運営さんにも読んでほしい。けっこうヒントになると思うんよ。

 

 まず告知遅えええ!ワイのまともな運営かどうかの第一基準がキチンとライブ告知ができるかどうかなんやが、君ラジさん行き始めた頃はスケジュールカレンダーすらなく、ツイッター見落としたらライブあるんかどうかすらわからん状態。

 たとえば対バンで見てよかったとか、Twitterでかわいいアイドルの画像流れてきてきになったり信用できるヲタクが行ってるアイドルとか見に行こうかってなったときいつライブあるのかわからんってそれだけで選択肢から外れるんよ、最初のゆるい興味持ちました状態のヲタクには。

 また選ぶライブも10組以上の寄せ集め持ち時間15分とかのいわゆる「地底ライブ」出たり、聞いたことないようなド地下アイドルと対バンとか出るだけで格が落ちるような仕事取ってきたり。(名前売れてないだけで運営もアイドルも意識高いところなら文句ない。そういうのヲタクだってわかるしね)せっかくサクライケンタさんに目をかけてもらってクマリさんと対バンできるのにその環境を活かせきれなかったなという振り返り。いやヴィレヴァンのビールケースライブは逆に振り切っててよかったが。

 

 そしてカメコ現場だったのも君ラジが世に広がるのを阻害していた。なぜって?

 カメコはキモいから!!!

 キモいカメコがわさわさいる現場って行きたくないやん。特に女の子は。(アイドル現場は女性のファンが一定入らないとなかなか人気に広がり出ない気がする)そういう意味でワイ、君ラジ現場で知り合いのヲタクいない。ゆるヲタさんで君ラジ現場に顔出してくれる知り合いいるとすげえほっとした。

 撮影会とかもってのほか。いや、やってもええけど2年に一回くらいのレアでよかったのに。特典会で撮影可ってのもマイナスにしかなってなかった。やっぱりチェキと比べて時間掛かるんよ、捌くのに。

 ゼアゼアとかミシェルも長らく撮可現場やったがあそこはカメコのキモさを上回る音楽性とステージがあった。それでも今は基本撮影不可、あるいは脇のカメコ席のみになったのはやっぱりそういうこと。

 わーすたさんだけはスマホのみ撮影可を貫いているがやっぱりスマホだけってのがポイント。真性カメコのキモさを逆に証明していると思うんやが。

 

  こんな不満持ちながら通い続けていたのはやっぱりあずあずらこてんの魅力が不満を上回っていたから。某ゆるヲタさん(複数)が推しを人質に取られ運営に文句言い続けながらも通っているのと同じ構図。

 

 そんなもやもやしながらも、君ラジ行っててよかったと思えるヲタ活史上3本の指に入る幸せがやってくる。2020年2月6日。ぴゅーぴるモ!と君ラジの対バン。

 ステージ終わったあずあずがフロアに来てモ!のなつおんぶるーで隣同士で一緒にサークル回ったんよ!「みんなでなにかしようって決めたんだー」で一瞬手を重ねて天井に突き上げたんよ!!最高かわいいあずあずと好きな曲で一緒に盛り上がれるとかヲタクやっててこんな嬉しいことなかった!!!

www.youtube.com なつおんぶるー。今見返したらnijiさんやおこめさんいて笑った。ワイこの頃はまだゆるヲタでなかったので参加できなかったのが残念。そしてちーぼうはやっぱりかわいい。3:03のあのちゃんちーちゃんのガンの飛ばし合いとか見どころありすぎな動画やなこれ。

 

 ちなみに残り2つのうち一つは2016年でカラめるモ!での出来事。歌ってなかったちーちゃん(たしかそのパートでは司会してたはず)が客席側に来てIDアイドルの「ああ痛みが心地いいな」のとこでちーちゃんと肩組んでヘドバンしたこと

 それもこの衣装で!!!!

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 あれ?2つしかない。

 ONLY YOUであのちゃんと手をがっつり恋人つなぎして支えたこともいい思い出やがちょっと違う気がするのであと一つはこれから作ろう。できれば神﨑風花さん、お願いします。

 

 話を戻して。 

 2020年。世界がコロナの暗い影に覆われる。君ラジさんもライブの本数を極端に減らした。その中でも新曲を次々発表した。だが一方、ライブ告知が滞りがちになる。告知されても誤った内容で(告知された時点で申し込み受付締め切り日を過ぎていた)あとから正式な内容をツイッターで告知するも公式HPの方は誤ったまま訂正されることなく。徐々に発信も減り。

 おそらく運営さん、マネタイズするのが上手くなかったんやと思う。チェキ1000円はいいとしてセカンドワンマンも主催ライブも料金安すぎた。生誕ライブのときはグッズとして売ればええのにおまけでアクキーついてくるとか大盤振る舞いが過ぎた。もとの入場料安いのに。だから普段から内部留保できず、コロナ禍で資金がショートしたんではないかと思う。いや知らんけど。

 楽曲的にもおそらく音楽的に芯が通ってなかったんやろな、運営として。WHTやトロイメライのようないい曲もあったがグループ名を歌詞に入れ込む安易な歌詞のありきたりな曲も多かった。まともな音楽Pがついていれば化けただろうにもったいない。

 

2021年6月15日 君ラジ解散発表。

 

 解散発表されてからしばらくしてラストライブが決まり、そこで音源未発表だった曲もCDで販売されることになった。これも考えてみればなかなか異例。動いてくれる大人がいて。愛されていたんやろな、メンバー。

 

 ラストライブではサンキューグッズという名称でCD+グッズで福袋的なものを販売していてまあ今まで作った生誕グッズやらTシャツとか入ってるんやろなと買うてみたらなぜかAKBグループのマフラータオルが入っていたのも最後まで君ラジっぽいやと笑ったっけ。

 

 あずあずは表舞台に出続けくれているので月イチくらいで会いに行けるのはありがたい。らこてんが早く受験終わってステージで弾けるあずらこコンビを見たいと願ういちヲタクだった。

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2021年上半期のヲタク活動記録

半年に一回定期的に上げてるライブ参加記録など。

去年に引き続き疫病絡みであまり現場行けない上半期だった。

というわけで

 

6位タイ 2回(行った回数:以下同じ)  NELN

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 (脱退してしまったAKARIちゃん)

 TLでの評判が高い楽曲派ということで行って見た。

 曲はたしかにいいがハマるところまでは行かなかった。いやワンゲルは突き抜けてええ曲やと思うんよ、たしかに。それ以外の曲は良曲だけど、・・・って感じ。まあ対バン出てたら積極的に見るグループ。

 お顔が好みだったAKARIちゃんの脱退は残念だった。

 あと特典会の運営方針は何人から苦言を呈されていたのでそのへんは改善したほうがいいのかも。行ったことないので知らんけど。

 なんにせよワイの感性などいい加減なので数ヶ月後には熱心なNELNおじさんになっている可能性もあるんやが(笑)オサカナですら初見時は響かなかったくらいやし。

 

6位タイ 2回 一瞬しかないf:id:eicie:20210801201122j:plain

 正直曲はええけど突き抜けるまで行ってないし、セトリも組むほどの持ち曲ないので盛り上がる系ではないのだが、なんといってもそれを補ってあまりあるMC芸!!!

 なんなら曲やらずにMCだけで40分持たせられる稀有なグループ。この間に対抗できるのは現役では劇団PANDAMICくらいしか思い浮かばない

 そしてなんといっても喫茶めいちゃん。表舞台から引いてしまった推しのちーぼうが大人になったらこんな感じなんやろなって見るたび思う。接触のときにツイッターアイコン認知あってびっくりした。

 休養は心配やけど元気に戻って来てほしい。

 

3位タイ 3回 PANDAMIC

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(裏ササキフェスでのみつあみぱこちゃん。やばかった)  

 いやオサカナ主催系のライブ見に行ってたら対バンで出てるやん。だからパンダみっく時代から見てるんよね。けど当時はあまりに子供過ぎてまったく興味惹かれんかったんよ。ところが新体制になって去年くらいからあれ?ええやんってなって。

 ほんま曲ええんよね。バッチバチのチョッパーベースで組み立てた曲が特に。ZIZOOはオサカナを照井さんに、開歌をタカハシヒョウリさん、そしてこのPANDAMICはタイヘイさんとメインコンポーザー決めていくのでブレない。そして曲のよさを届けるメンバーの成長もあったんやと思う。

www.youtube.com「オモカゲプラスティック」旧体制時のもんやがぜひ聞いてほしい。これと「好きな曜日は✕✕✕」がPANDAMICの推し曲っす。

 

3位タイ 3回  MIGMASHELTER

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(ブちゃん)

 一度は他界したんよね、MIGMASHELTER。ブちゃんがラブレットしたのがワイにはどうしてもムルシ族にしか見えんかった。ジジイなので。

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(ムルシ族)

 ところが去年のamiinAとのツーマン(amiinA目当てだった)で久しぶりに見たらステージの熱量がハ・ン・パ・な・い!!!その前にもラブレットは外してたがたまたまなのか半信半疑だったので現場復帰するまでには至らなかったがこの日のレイブが凄まじかった。

 正直amiinA食ってた。

 そして4月24日のクラブチッタワンマン。

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 ナラちゃんも戻って6人のミシェルは圧巻の一言。今の所2021年マイベストライブ。

 6月末では3回だがつい先日8回目のレイブ参戦。そして特典会でブちゃんに「名前なんでしたっけ」と聞かれるモブぶりを発揮するワイであった。まあ特典会、チェキ券枯れてたりで半分ほどしか行けてないし認知厨ではないので問題なかった。

 

3位タイ 3回 クマリデパート

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(早桜てゃん名言:早桜ニコは早桜ニコだから)
 ここも一度は他界したんよね。ワイ他界しすぎ問題。

 デビュー直後から曲も衣装も増えなくてサクライさんに飼い殺し状態になってる頃はけっこう応援してたんやが最前張り付き説教デブ女ヲタヲタヲタク及び脳みそ精子ジャブジャブシモネタリプチンピラヲタクが嫌いすぎて他界した。

 その二人が消えたことを確認し、君ラジさんとのツーマンで再びクマリ見たのは2年近く経っていた。シャダーイクンやネコちゃんになっちゃうよ、そしてクマリのアンセム曲極LOVE浄土という名曲を手に入れててピンチケも減っていた。

 良歌は悪ヲタを駆逐する。

 沸ければいいみたいな志の低い曲ばかりのアイドルグループのヲタが掃き溜めになっていくのと好対照。

 

  そして2021年クマリは新たなアンセム曲 「限界無限大ケン%」を手に入れた。エヴァオマージュやでんぱのWWDのMVを意識しているところは言うまでもないが

歌パートラストの咳払いはNEW YORK GONGの about timeをリスペクトしていると思うのだ。いや多分違うけど。

www.youtube.com

 いまや毎週のラジオ配信「極ラジいくよ!」を愛聴している。

audee.jp この回の早桜てゃんの家具名を並べるところは一聴の価値あり。早桜ちゃんの毒舌やチェキ撮られるときに盛れないという悩みに「早桜ニコは早桜ニコだから」という名言を吐く回なども気長に探して聞いて欲しい。

 

2位 4回 君の隣のラジかる

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 解散発表の2,3ヶ月前くらいから危うさみたいなものは感じていた。ただでさえ告知関係がいい加減だったのがさらに遅くなり、間違った告知しても訂正すらしなくなっていた。今考えると資金繰りとかで頭いっぱいで通常業務まで頭回らんかったんやろうな、運営さん。

 7月のラストライブ(解散したあとに事務所関係なく開催という非常にレアなパターン)でやっぱりいいグループだったなってのとトロイメライをワガママハイテンションにかわるアンセム曲にしようとして、それにふさわしいいい曲だというのを再確認した。

 君ラジについてはあらためてブログを書こうと思っている。

 

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ここで行けてない、または一度しか行けてないけど下半期に是非見たいところ

・Ringwanderung

 ハローハローは名曲!!EL&Pのイントロで始まる。えてしてアイドル曲は出落ちが多いがそのイントロに負けない曲。佐々木亜実さんのおすすめなので聞いてみたらええやん!ってなった。

 

・ポリシーなんてごんごどうだん!

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 じゅりぴかわいいんよなぁ。ソロのときはやる曲が合わなくて足遠のいてたが久しぶりにポリごんになってグループで見たら曲も振り付けもよかった。

 ただハウスルールで声出し禁止なのにヲタクが平気でMIX、コールしてるのはさすがに引いた。ポリごんルールとしても禁止はしてないようやが。少なくとも声出し禁止の注意ある告知イベントでそれをちゃんと守れるようになったら(あるいは最初から声出しOKですの告知してライブ打つなら)また見てみようと思う。

 

・わーすた

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1月のラインキューブワンマンが中止になり見れないまま半年がすぎた。

リリイベも虹コン以上のハイレギュレーションでもはや普通のワンマン並のCD+DVD買わな見れん。

とは言え今年リリースした春花火も詠み人知らずの青春歌もむっちゃええし(なんども言うがわーすたは楽曲派に値するレベルの高さだ)なんと言っても美里ちゃんのヲタクなので9月のワンマンは行く。チケットは取った。

 

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1位 7回 開歌

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  最強限界JKヲタク佐々木亜実ちゃんを擁した開歌さんが上半期の堂々のトップinワシ。

 学年トップ3に入る頭の良さ、オタク心をわかってる黒髪ロング、ハモリもメインもいける歌唱力、コミュ障といいながら特典会では普通に会話できるスキル。そりゃササキフェスも実現するわな。またフェスに呼ばれたグループ、どこもレベル高くて眼力の高さも半端ない。

 行けるライブは全部行くってほどではないがいつ見ても間違いのないライブしてくれる。曲の良さとそれを伝えるヴォーカルの力。

 古宵さん脱退の穴を感じさせないのは一時期古宵さんが上京できない時期にライブ重ねてきたからなんやろな。

 ここにきて新曲を矢継ぎ早に出しているのも運営のやる気が見える。

 あとは名曲カバーでオサカナ曲を振り付きでやってくれたら最高なんやがな。

untie(sora tob sakanaの終焉)

 
 
 
 運命というものがあるのならボクはuntieに出会うためにドルオタになった。
 今回はそんなお話。
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 オサカナが解散して4ヶ月が経った。
 実を言うとオサカナロスはさほど大きくない。

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 それは非モテでもフラれないワイの秘訣と理由は一緒。
 好きだと告白してそのときは拒否されたとしても諦めなかったらいつかは逆転する可能性はあるわけで。自分か相手が死なない限り、あるいは自分がフラれたと認めない限り完全にフラれたわけじゃない理論。
 そのうちこっちが忘れてしまったり興味失せたらフラれたことにならんしね。
 もちろん!ストーカーダメ。絶対!
 
 会うどころか声すら聞けなくても思い続けるほど好きでいられるならそれだけ魅力ある子だったってことじゃない。
 そんなわけでワイ、フラレてもその気持ちが薄まるまで3年から4年掛かるタイプ。

 同じことがオサカナにも言えるわけで。また歌の世界に戻ってくれると信じている。期待を捨てなければオサカナロスはやってこない。
  そう、ワイはオサカナヲタ界の三井寿と異名を持つあきらめの悪い男。(実はすぐ投げ出しがち)
 
 さてここからタイトルのuntieについて。
 この曲の素晴らしさはあえて言うまでもないが語る。って語るんかーいっ!!!しゃーないやん。オサカナは単なるアイドルを超え語らざるをえない一つのサブカルチャーになってしまったんやから。そうでなきゃこんだけオサカナのブログあちこちに乱立してないやろし。
 
【untieのオリジナリティ】
 まずね。この曲の特異性として3:21の曲の中で1:46までしかボーカルがないことがよく上げられているけど、この曲はなっちゃんのあとに響くヴァイオリンが4人目のボーカルを果たしているんやと思う。だからそこは置いといて。
 
 曲の構成としてふうちゃんのソロから始まって愛ちゃんの輪唱、すぐにハモリ。また輪唱に戻り、そして意表を突いて別メロでなっちゃんが入ってくる。その後も輪唱、ハモリ、ユニゾン、別メロが複雑に展開し、3人の歌声はほんの一瞬だけ混ざり、なっちゃんのソロで歌詞部分は終わる。
 こんなむちゃくちゃ難解な曲構成、アイドルどころかプログレでさえ浅学にして聞いたことがない。唯一無二。オリジナリティの塊。天才照井さん、ここにきてまだこんな隠し玉を持ってたなんて。
 そしてなによりすごいのがこれだけ技術的に困難な曲でありながら技巧をまったく感じさせず3人の声がシンプルに心の奥底に響いてくることだ。作る方も歌う方もおそろしく大変だったろうに。
 おそらく時代を超えた名曲。だから思ったんや。この曲に出会うためにワイはアイドルヲタクになったんやろなって。
 しかし空前絶後の名曲に人類の歴史で最高のステージ、DMMシアターのライブと歴史に楔を打ち込むものを2つも残したのだからほんとオサカナってすげえ。同時代に生きてたことに感謝するしかない。
 
【オサカナの楽曲群の中でのuntieのポジション1】
 代表曲としてよく上げられる「広告の街」
 これはインストだけでも成立する曲。ワイも最初に前年のベスト100楽曲大賞みたいなんで見て、すぐに検索してユーチューブで見たのがこれやった。

www.youtube.com(ドラムがリンタロウさんじゃないのにいまさら気づく)

 
 untieは広告の街と裏表にある曲だと思っている。
 広告の街がボーカルなしでも成立していたがuntieはボーカルだけで成立する。ボーカルある部分は3人の声を活かすために音数を極限まで抑えたピアノ1本だけ。それまでのオサカナ曲である卓越した演奏技術に裏付けされた超絶変態曲(!)とはまったく対局。
 これ、おそらくアカペラにすることによってこの曲の新たな魅力が生み出されると思う。インスト版広告の街がまったく違う魅力を放ったように。
 できるならふうちゃんのマジックポップでゲストになっちゃん、まなちゃん呼んでアカペラでやって欲しい。それが叶わぬなら開歌さんでチャレンジしてほしい。
 
【オサカナの楽曲群の中でのuntieのポジション2】
 ラストアルバムで新曲は信号とuntieの2曲だった。思うんだ、信号とuntieはそれまでの照井さんの世界観という意味での表裏なのでは、と。
 
 照井さんの歌詞は宇宙へ旅立っていく世界観が多い。さすが現代の宮沢賢治銀河鉄道の夜マンと呼ばれているだけのことはある。いや、呼ばれてないけど。
 
「列車は走る地平線追い越して」「星の川またいで列車は走る」ribbon
で走り出した飛行列車オサカナ号は
「幾千の夜空を追い越してくもう戻らないよ星の海」(まぶしい)
「シューティングスターそして飛んでいけ他の宇宙のステージへ」(シューティングスターランデブー※)
で宇宙に飛び出し
君を連れて無重力の海へ」(moon swimming weekender)
で月の裏側へ
「午前2時を貫く巨大な円柱これが人間を乗せてきた鉄道なんだって」(ブルー、イエロー、オレンジ、グリーン)
「完璧なプランと宇宙遺産巨大なショッピングモール刺激的なグラフィティ」(KnockKnock)
に至って新しい星で繁栄し世代を重ねた。
(※ちなみにシューティングスターランデブーの歌い出しは「信号が変わって混ざり合う波間意識はパラレル」こんなところにも信号が。)
 
 そして信号。
「遠く水平線の果てまで無数の飛行船が浮かぶ」
 これって今まで歌詞の主人公だった宇宙に飛び立った人々(=オサカナちゃんたち)を見送った地球の人の視点な気がする。オサカナが空に飛び立っていくのを見守る照井さんの惜別の歌。
 さらにBYOGで宇宙で世代を重ねたように、残された地球でも同じように何世代か後の世界がuntieなのだと思う。動物たちがどこかに行ってしまった(信号)世界で残った虫が最後に世界を壊す。何百年後、宇宙のどこかで生きている君を思いながら、地球で絶滅寸前になった人類。かつて「呼び合ってた透明な海」を残った最後の一人で「砂の上で海を眺めている」
 
 つまりuntieはオサカナワールドの係り結びの法則の中で楽曲的な意味と世界観の二重の意味で結びの役割を担っている、いやオサカナラスト曲という意味では三重か、特別の曲だと言えよう。
 
 この曲は生ではラストライブで1回だけしか披露されなかった。最後にスモークの中、消えていくオサカナちゃんたちという演出はこれ以外にないものだった。9月6日。アンコールの必要ない完璧な夜だった。
 
【ラストライブuntie】
 
 個人的に一番グッと来たのは実はuntieではなく「夜間飛行」だった。4人時代のソロダンスありヴァージョンが好きで3人で揃った振り付けするのはちょっと物足りなさを覚えていた。それがこの日は!ソロダンスヴァージョン!どれほどぶち上がったことか!!!
(最近知ったが天体の音楽会バンドセットでも3人にソロバージョンやってたのね。そしてまなちゃんがソロダンスいいよねとオーディオコメンタリーで言ってたので多分ワイまなちゃんと気が合うと思う)
 そして最初にふうちゃんのソロ部分、あれ?この振り付けは、そうだよな、ふうちゃんのパートは最後に後ろ向いて腰を振るはずなのに後ろ振り向かない、そして次のなっちゃんにバトンを渡すような・・・これは4人体制のとき一番最初にソロを踊る玲ちゃんの振り付けやんっ!
 こんなん涙してしまうやんか!最後のライブで一番好きなソロダンスありヴァージョンってだけでも最高なのに、ましてや玲ちゃんの振りなんて!!!
 
 もっとも後から配信で見てみたら普通にふうちゃんの振り付けでした。
 つまり・・・
 ワイが見てたときだけ「信号が変わって混ざり合う波間 意識はパラレル」そう。ふうちゃんが玲ちゃんの振りを踊るパラレルワールド。時空が違っていたのだろう。


 オサカナ解散以来泣いたことは無い。
 時々オサカナのことを思って胸がギュッとなることあるけどそれは加齢から来る不整脈だと信じたい。
 いや、それも嫌だ。


 おしまい
 
 
 

2020年ヲタ活サマリー番外編

 この番外編ではまず今年行ったライブの中でベスト3を上げてみたい。

3位 からあげデストラクション(ぴゅーぴるモ!)2月9日

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 対バン相手も君ラジに一瞬しかないとお得感満載。しかし4組対バンでぴゅさんだけ80分ライブって狂ってたな、あれは(褒め言葉)

 久しぶりに(おそらく2年以上空いて)聞いたモ!の曲は懐古もあって楽しさ満点。まあヲタ芸は体が忘れてるのを知ってヲタクとしてのスタンスがガラリと変わってしまったのだなと実感した。沸かないヲタ活。

 クラップや落ちサビは染み付いているのに。

 そしてこのライブがランクインしたのは久しぶりにゆるヲタさんと楽しむ安心感と、そして本編にも書いたがあずあずと一緒に夏おんでサークルできたこと。好きな曲を推しちゃんと一緒に楽しめるなんてヲタクとしてこんな幸福ある?

 あずあずに「ぴゅーぴるモ!さんは前から見に行ってましたから。わたしのほうが古参です」と妙なマウント取られたのもいい思い出。

 とはいえぴゅさんはこのライブで1期体制終了。知らないうちにチェキ列並んでしまうほど強烈に惹かれるメンバーもいなかったのでもう行くこともないかなって思ってた。

 しかしTLでぴゅの話題が増え、誰かのライブのときHISASHIさんに「今のぴゅーぴるモ!いいですよ」と言われてつい軽率に見に行ってしまい、出会ってしまったのだよ、ぬめり後輩に。

 ライブ前にヲタク同士で話してる中でぬめり後輩はリプがまめとは聞いていたが本当にその日の初接触後にリプが飛んできたときは「これかっ!」てゆるく感動した。ただの義務リプでなく言語センスというか視点の奇抜さがあってすっかり気に入ってしまった。

 ただ最近、ワイ、相手がアイドルということを忘れて気の合う仲間に話す感覚でリプしているのはよくないと思うのでそこは悔い改めたい。

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ええ、悔い改めますとも!

2位 sora tob sakana LASTLIVE untie 9月6日

 これについては次のブログで詳しく書きたい。書く。書くがとりあえず9月6日はsora tob sakanaという偉大なグループが存在したことを深く心に刻むため国民の祝日にすべきであると強く主張したい。

 

1位 sora tob sakana DMMシアター 1月19日

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DMMシアターライブ

 2020年に限らずわが人生で圧倒的1位。ベスト。最高の舞台芸術。箱としても1000Clubとして生まれ変わり二度とホログラフィクを活用したVRを見ることも叶わず、なによりそこに立っていたオサカナちゃんたちももういない。

 再現性のない舞台。権利関係の問題で映像化も困難と聞いている。

 だからこそあの伝説のステージを見れた、それだけでもよかったの思いが強い。もう今後二度と見れないという残念さよりあのステージを生で見れたという幸福感が上回っている。オサカナを推してきて本当によかった日だった。

 

 この日はおそらく2020年で最良の1日だった気がする。

 

 朝イチで君ヴァンカオスという君ラジとビレバンのコラボイベントがあった。

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君ヴァンカオス

 ジャイアンリサイタルでもありえないようなビールケースをステージにするという暴挙!そして狭い店内を君ラジちゃんたちが走り回りながらライブするというまさに名に恥じないカオスっぷり。地底アイドルでもなかなかここまでやらないはじけっぷり。楽しくないわけがない!

 

 それからわーすたのリリイベへ。

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てこてー!

  生でみりてこちゃんの「え?過去行くん?」の小芝居付きゆうめいに、にゃりたいが聞けて、特典会ではてこちゃんと2ショまで撮れてしまうという神イベ。三品さんがノリイマイチな客に「なあ、どうしたん?会社の偉い人に言われて仕方なく来たん?」ってアオリも最高だった。

 

 そして3現場回しの3発目がDMMシアターだった。

 君ラジ、わーすたでこてんぱんに最高潮になってた気分をかるーくK点超えして、はるか遠ーくまで連れってってくれたのがこの日のオサカナだった。4人目(玲ちゃん入れると5人目?)のオサカナ、TONTONさんのかいしんのいちげきメタルスライムを倒して一気に50くらいレベルアップするような爽快感。

 無形文化遺産として後世に残すべきステージだった。

 ワイが将来ボケてもて施設に入ったとき、オサカナちゃんの音源やライブ映像見るたびに介護職員に「この子らが魔法少女になった伝説のステージがあってじゃのう」って語りだして「はいはいおじいちゃん、その話はもう百回以上聞きましたよ」ってやりとりしているのは容易に想像がつく。

 

 ベスト3には入らなかったものの

 君ラジの制服ライブ 9月12日の制服のヤバさ

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制服あずあず


 多分過去にも同じ制服でライブしたことあるようだがJK2となって最後のジグゾーがパチってハマったようなヤバい似合い方だった。

 

  オサカナのヴァーチャルライブも捨てがたい。

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オサカナヴァーチャルライブ

 ほんとうの意味で配信でやる必要性ってこのライブくらいだったんじゃない?

 

  最後に回数行けなかったあるいは現場に行けなかったけど来年も見たいなってところなど。

 ・MIGMASHELTER

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ブラジルさん

 運営の田中さんはディレクションはいいのだが(ゼアゼアのラストアルバムとかごっつよかった!)ガールズグループを継続させていくのが致命的に下手だ。崩壊させすぎ。(アクビにおいてきたしんさんの存在はけっこう大きかったのではないかと今にして思う。メンバー間の感情の緩衝材になっていたのではないかな、などと)それゆえここの所属フループじゃなかなか本気で推しづらい

 ミシェルのライブがいいのはわかっていたが時間たてば熱も冷めてわざわざミシェルだけを見に行くのはもういいかってなってた。

 ところが。

 10月7日のamiinAさんとのツーマンでのステージがあまりによかった。気合というか情熱がスパークする鬼気迫るアクトだった。それゆえまた見たいという思いがふつふつ湧いた。多分来年も見ることになると思う。

 

 後は新生tip Toe.さんくらいかな。

                              (この回終わり)