ナーナナラちゃん卒業に思うこと

 ミグマシェルターのナラちゃんがグループ卒業した。もう1ヶ月以上前になる。

もぐもぐナラちゃん

 ミシェルは決して熱心に通ってたわけではないし、それどころか一度は行かなくなった現場だ。それでも昨年末に脱退したナラちゃんについては自分なりにブログに残しておきたいので書いてみる。

 

 ミシェルは1期時代、一度見たことあるがまったく印象に残っていない。当時ベルハーが「崩壊」していく様を遠目に眺めていて、アクビはガールズグループを存続させていくのが下手な運営やなぁとか思っていた。なのでそこの所属ってだけで一歩引いて見ていたのもある。そういうグループ推しててもそのうち崩壊しそうでしんどいやん。(そのあとの1期ミシェル、ゼアゼア、グーグールル、ニルクライとやはり長続きしないのでその思いは変わっていない)

 

 それが、え、ええやんってなったのは2人ミシェル時代。そう崩壊した1期ミシェルをミミミユさんとブラジルさんで立て直してた時代。

2人シェルター時代のブラジルさん。黒髪ボブに制服衣装。どストライクだった

  

だからどストライクだったんだってば

 え、どえりゃあかわいい! ってなってそれからミシェル現場は積極的に行くようにした(このちょっと後、ゼアゼアのめいちゃのキュートさと太ももに貼ったメンバーパスにまんまとやられてミシェルだけでなくゼアゼアにも足を踏み入れることになる)

めいちゃ

めいちゃの太もも

 話を戻して。ミシェルはしばらく足を踏み入れない期間があってその間にメンバー増量していた。ナラちゃんが入ったのも情報として知ってはいたものの見ることなく活休に入ったのでよく知らないままだった。

 久しぶりにナラちゃん抜きで対バン出てたミシェル見たらバチバチに仕上がってて離脱した理由も解消されていたのでわりと積極的に見るようになった。

 まあ前に書いてるから濁す必要もないか。ブラジルさんのラブレットやね。口ピ、舌ピには著しい拒否反応を示すのよ、親殺されてるんで(比喩)それが外されていたので現場復帰。でもミシェル目当てではなく対バン相手のときに見るレベル。一度他界するとなかなか前みたく行きづらいんよね。アイドルの立場ではさほどでもないみたいやけど。

 そんなどっちつかずの状態からの転機は2021年4月、チッタでのワンマン。このときワイ、手術明けで激しい運動は控えるように言われてたのにミシェルの長尺ワンマンを選ぶ狂気の沙汰(笑)

  入場者数を絞っていたこともありソールド公演だったのをチケット譲ってもらって無理無理行ったんよな。

 このライブが圧巻で。2021年マイベストライブにあげている。

 2人シェルター至上主義だったワイが6人シェルター最高!ってなって翌月にはナラちゃんにはじめましてチェキ行ってる。(確かこのワンマン、ナラちゃん復帰後すぐだったような記憶)奇しくもナラちゃん卒業公演でブラジルさんが「ミグマシェルターをアイドルにしてくれてありがとう」って声かけてたけど、まさにそれ。その時のレイブはナラちゃんが入ったことにより最後のピースがバチッとハマった感強かった。

 ただこの時点でもあくまでブラジルちゃん推しは変わらず。いいメンバー入ったなあって感じ。

 

 あれ? ワイ、ナラちゃん好きかもしれんって思ったのは2021年7月24日、カットアップスタジオでのリリイベ。このときはブラジルさん足痛めてて椅子芸。(その前はミミミユさんが椅子芸だった。その後ナラちゃんも椅子芸やることになりこの時期のミシェルはだいたい誰かが傷んでた)

 そこでブラジルさんをフォローサポートしてたのがナラちゃんだった。ちょっと手を差し伸べたりすぐ横行って振り合わせたり。ミミミユさんはまったく気にせずダイナミックに踊る。それはどちらも正しく優しいと思う。

 そのステージ見ててふと思った。ああ、ナラちゃん、ゆるめるモ!のちーぼうに似てるんやって。それまでゆるいヲタクだったのに遠征行くわ、リリイベで円盤複数枚買うわ、一日2現場回すのが当たり前になるわの沼に引きずり込んだ推し。いや顔はそれほど似てるわけやないけどほっぺのラインがルーブル美術館印象派コーナーに飾りたいほど完璧で。

オレンジ担当 ちーぼう

 ちーぼうもナラちゃんも48や坂道の王道メジャーアイドル好きで握手会並んじゃうタイプ。綺麗よりかわいいタイプで、ふたりとも歌声は低くてそして音程の安定感は一流。

 そんな二人がアイドル王道から大きく逸れた音楽性のミシェルとゆるめるモ!で踊っている姿がどこかおさまりが悪くて逆に目が離せなくなる。ミスマッチの魅力っていうやつか。

 そんなナラちゃんのステージ見てて片足ズボって沼にハマった自覚あった。まあアクビっていうのが頭の片隅にあって、なんとかもう片足はちゃんと地面に残しておいたのだけれど。

 

 ナラちゃんの特筆すべきは自分の中のアイドル像をきちんと持ってて「ナラ推しを幸せにできるのは自分しかいない」という名言残して実際自分を律していたのはゆるく推してても伝わってきてたし、積極的に他のアイドルと交流をはかってツーショ自撮りあげたりね。

 印象深いのはインスタの質問で「彼氏はいましたか?」というYOU、それ無視しちゃいないよ!的な質問に「アイドルにそれ聞いてどうすんの? 頭いってんちゃう?」(大意)とブチ切れ回答してたの、それもまたナラちゃんの理想とするアイドル像が鮮明になっておもろかった。

 いや他のミシェルメンバーも活動にクソがつくほど真面目に取り組んでいるのは伝わってくる。それはダンスの精度や魂の削り方、それらを支える日常の節制とトレーニング、プラクティスは気が遠くなるほどやと思う。ナラちゃんのアイドルであることの情熱と優劣はなく、ただナラちゃんのミシェルへの取り組み方が個人的に好みだったというだけで。

 卒業発表。それとは関係なくその時点ではすでにブラジルさん・ナラちゃんを並列で推してた。(推し変はしない)

 卒業理由も嘘偽りのない、けど綺麗事ではない納得感あるものだった。そして発表されてから卒業までの真摯で全力のナラちゃんは非の打ち所がなかった。

天性のアイドル

「ナラちゃんといっしょ」のトークイベも2回行ったが周りに愛されてるのが伝わるいいイベントだった。そりゃ明るくて懐に入るのがうまくてかわいいねんもん。そりゃ愛されるわな。

 田中さん、タニヤマさんがプロレス話に脱線していくのをバシッと切り込んで叱るナラちゃんみて(ああ、ナラちゃんに怒られてえ)と思ったダメな大人はワイです。

 

 ナラちゃんラストライブは特に涙もなく見送った。湿っぽい別れはナラちゃんの意図する「アイドル」ではなさそうだったし。演出もそうだったし。

 

 ナラちゃんのいないミシェルは2回見た。まだ2ヶ月なのでグループとしてのケミストリーは未成熟なのは否めない。そしてナラちゃん不在を感じてしまうのも。

 以前の対バン相手ぶっ潰す! みたいな気迫はまだ熟成されてない気がした。

 

 これはまったくの勘違いなのかもしれないが、ミシェルのアイドル性を担ってきたナラちゃん不在を一番理解しているのはブラジルさんなのではないかと感じている。インスタやツイッターに載せる自撮りが以前の突き放した「顔面です」からかわいさと柔らかさに変わってきている気がする。クレバーな人なのであながち邪推ではないと思うがまあ確認するつもりはない。

 

 とりあえず今はお疲れ様、ありがとうを言いたい。できるなら蒼井輝菜ちゃん経由で近況など聞けるといいな。