2022年アイドル現場のまとめやらなんやら

1年でどこの現場に何回行ったか毎年まとめてるのが2017年から。

ちょうど6年目(なにがちょうどなのかちょっとわからないですね)なので過去5年分を列挙してみる。グループ名の横は行った回数 赤字は解散

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
1 one of force(30) one of force(40) sora tob sakana(27) sora tob sakana(19) Ringwanderung(13)
2 sora tob sakana(11) WEAR(11) 君の隣のラジかるん(21) 開歌(11) 開歌(12)
3 ゆるめるモ!(10) sora tob sakana(9) tipToe.(15) 君の隣のラジかるん(11) MIGMA SHELTER(12)
4 浪速六歌仙(10) ヤなことそっとミュート(8) わーすた(9) パンダミック(5) 君の隣のラジかるん(8)
5 ヤなことそっとミュート(7) フィロソフィーのダンス(7) 開歌(7) ぴゅーぴるモ!(4) クマリデパート(7)
6 amiinA(7) THERE THERE THERES(7) じゆりぴ(7) amiinA(4) パンダミック(4)
7 わーすた(6) MIGMA SHELTER(6) amiinA(5) わーすた(3) situasion(3)
8 レッツポコポコ(6) 眉村ちあき(6) MIGMA SHELTER(4) ヤなことそっとミュート(3) SANDAL TELEPHON(3)
9 クマリデパート(5) amiinA(4) ヌュアンス(4) SIBU3プロジェクト(3) ぴゅーぴるモ!(3)
10 みんなのこどもちゃん(5) tipToe.(4) フィロソフィーのダンス(4) 一瞬しかない(2)  
10 虹のコンキスタドール(5)   まなみのりさ(4) クマリデパート(2)  

2017年/2018年

one of force 今だって復活したら主現場になる

 

2019年/2020年

sora tob sakana 今だって復活したら主現場になる(主現場とは?)

 

2021年~

みんなの塔 陽凪の塔 太陽の塔こと増田陽凪ちゃん

 ワンフォー解散とともにゆるゆるとヲタ減していくはずがなぜか2022年は過去最多の122現場。23年は半分くらいに減らしたい。

それでは2022年の現場ランキング

10位(3グループ) いずれも8回

NUANCE

オリメンわかちゃん おや、この衣装は?

 いわゆる楽曲派界隈なので見る機会多い。曲もいいし振り付けも好み。たまに「今日椅子持ってくる必要あった?」ってときもあるがそれもまたよし。

 しかし最初の3ヶ月で辞めた子は知らんがみおちゃん、MISAKIさんに続いてこの年末にいきなり珠理ちゃん脱退は衝撃だった。藤崎Pとメンバーで溝ができたのか、厄介ヲタクに手を焼いたのか。脱退コメントはちょっと不穏だったもんな。動員も苦労してたみたいやし。

 ちなみに特典会は行ったことないので認知はない。

 

SANDAL TELEPHON

ちょっとこっ恥ずかしくて凝視できない衣装のダルフォンさん

 西脇さん卒業がどう影響するか、グループ内バランスも含めて興味のあったところやがうまく乗り越えて一回り大きくなった気がする。もともとMagic All NightやLightsurferとか強い曲持っててそこに愛のコリーダ、もとい恋の魔法使いにはなれないを手に入れてフロア沸かす楽曲派のメインストリームに躍り出た感が。

 ちなみに特典会は行ったことないので認知はない(アゲイン)

 

・エアラテック

www.youtube.com

透明感の擬人化、神楽寧々ちゃん

 このブログ書き始めた頃はベスト10入りする予定なく2023年注目アイドルで取り上げようと思ってたらズブズブはまってランクイン。12月26日のリリイベがまどち発熱で中止にならなければもう一個上のランクになってた。

 都塚寧々さんがアイドル復帰したのは知っていた。興味は惹かれたがそのうち見ることもあるやろって特に積極的に行かなったらけっこう時間立ってた。ちょっとだけ界隈ずれてたんよね。それにtipToe.時代の割り込みヲタや自分語りがちょっと過ぎるプロデューサーのもうええから感が二の足を踏ませてた。

 ええやん!音強いやん!閃光の振り付けかわいいやん!!!

 tipの延長にシティポップみを足した音を想像してたらなんとハードロック系だった!

まあ#343はもろtipやったけど。振り付けも楽しい。10/16が初見なのに年内8回も見に行ってて予想だにしないベスト10入り。今のところ現場もさほど荒れてなく、もう完全にリンワン、シチュに次ぐ優先現場になった。

 

6位(4グループ)9回

開歌

佐々木フェス主催 佐々木亜実さん Twitterでは元気

 昭和の歌謡曲をボイパでカバーシリーズ時代は正直聞いてるのちょっとしんどかった。ちょっとね。

 こよさん卒業でカバーしたブルーファンタジアから風向きが変わってきてメンバープロデュース曲「灯り」「トランスフォメイション」「Magic Night」そして「Secret Summer」と良曲を立て続けに発表してこれは行ける、と気持ちが盛り上がったところで、推しの佐々木さんが卒業。新メンバーは入ってすぐやめるし今度は南雲さん卒業。なんかもったいない。

  ブレイクしきれなかった感はあるけどこれだけ卒業が多いのはなにか運営に問題あるような気もする。知らんけど。

 12月久しぶりに新体制(南雲さんはお休みだったけど)見たら渡邊陽ちゃんが見違えるほど大人になってて状況が人を育てるんやなぁと感心した。

 

 

美味しい曖昧

なんか初期BISを連想するんよね。きっとうずめさんのせい

 佐々木亜実さんイチオシのグループ。曲は楽しいしステージは華やか。水飲み休憩をBGM設定してステージの中盤に組み込むのはよく考えたなって感じ。

 最近最前管理の悪評を聞いたが現場では見たことない。いうてそんなに通うてるわけでなし、端っこで見てるケースが多いので気づかんだけかも。

 ちなみに特典会は・・・(しつこい)

 

タイトル未定

夏のオレンジ専用派生ユニット からあげとやきいも

 密かに3大地方拠点アイドルと名付けている北海道の星。ちなみにあと2つは静岡のfishbowlと京都のきのポ。

 いや、姫路のWTEgretや重鎮新潟のNegiccoとかも知ってるけどちょっと違うんよね、ワイの中では。

 TIFメインステージ争奪選では予選最下位からジャイアントキリング起こして優勝という物語を紡いでブレイクしたわけやけど。あれは戦略とヲタクの結束力の勝利だったと思う。体感的には推しというのを差し引いてもリンワンさん優勝やったが、未定さんは素直に祝福できた。

 INUWASIとパラディークのヲタクにここで苦言。普段から前の客が捌けてないのに前に無理やり突っ込むとか一人で手を伸ばして複数人分の席を確保して最前管理するとかするの見苦しいよ。そういうとこには絶対2位票だって入れないって思ったもん。それどころか対バンで出てたら行くのやめるレベル。あれはやめたほうがいい。

 

 未定さんはTIF決勝戦前日のきのポ。fishbowlとのスリーマンで飛行機遅れて参加できず、たまたま会場入りが間に合った加入して数ヶ月の川本空さんの場をつなぐひたむきさが伝わってきて応援したくなったんよね。からあげとやきいも。

 未定さんの曲やステージはなんかね、真っ直ぐすぎてひねくれもんのワイにはまぶしすぎるんよ。でも対バン出てたらやっぱり見てしまうんよね。

 ちなみに(もうええって)

 

きのポ

くるちゃん(当時18)ねむきゅんの系譜を引く正統派黒髪ボブ

 最初は多分通うことはないやろって思ってた。好きなゆるヲタさんがけっこう通うてたが、一方苦手なヲタクも通うてたしビジュアルもぱっと見、これは!って子もいなかった。

 気が変わったのはTwitterできのポ。現場行かないのに文句だけいう課金至上主義の厄介ヲタクに絡まれてるのに真面目に答えるポテトさんの姿勢が好ましかったから。ポテト動員。

 で、行ってみたら曲ええやん!そしてくるちゃんが愛・く・る・し・い!!!

 できるだけ現場を、特に特典会行く現場を減らそうとしてるのに思わず特典会に並んじゃったね。

 12月の沖縄のフロアに降りてライブしてる動画上がってたけど、なんか地下より地底寄りながらめっさ楽しそう!!行きたかった。

 

 曲としては一番のお気に入りは爛漫なんやけど

www.youtube.com サビ前がまんまビートルズでアイドルの可能性ってこういうアプローチもあるのかってコンポーザーに拍手。ただBPM早い曲でなく盛り上げ曲ではないから割りと干され曲らしくライブではほとんど聞けてない。

 一個だけ不満あるとしたらFC先行。主現場ならええけどタイミング合えば見に行くグループに毎月定額払うのもったいない貧乏人気質。経営的にはありやと思うで。ジャニーズやハロプロくらいチケット取るのが困難ってとこなら当たり前やろうけど。

 FC先行やない主催ライブも3回に1回くらいやらんとおまいつで煮詰まる未来しか見えんのやが。

  ま、東京で良さげなところとの対バンさらに増えそうなのでそれらをメインに見続けていきたい。

 

 とか書いてたら年末に色葉ちゃん脱退とうすたさんの解職ニュースが飛び込んできた。ヲタク的にはメンバー脱退に衝撃を受けるべきなんやろうけどアイドルグループにおいてメンタル系活休メンバーの脱退率は実感90%を超えるので「そうか」くらい。それよりどっちかというとアイドルグループ作る言い出しっぺのうすたさんが抜ける、それも「解職」だとか弁護士がだとかただならぬ雰囲気。

 大人のゴタゴタに巻き込まれるメンバーかわいそう。まあ節度ある距離感持って応援しているグループなので支えるとか仰々しい思いはさらさらなく2023年も見に行って楽しかったらまた行くって感じ。

 

5位 IDOLATER 11回

曲もメンバーの魅力もハイレベルなIDOLATERさん

 TLに名前がちょくちょく流れてきてて気にはなってた。最初に見たのは4月末の横浜1000クラブでの佐々木フェス。伏木さんが金髪でちっちゃくてなっちゃん(寺口夏花さん)みあるな、曲もいいしまた見てみようってなった。で実際けっこうお気に入りになって通い始めた。

 最初は疑問やった。ビジュアルも曲も特典会の対応もクレアートじゃ手狭なくらい売れててもおかしくないんやない?って。界隈違うから見つからなかっただけかな?とか。

 通うてるうちにその謎は解けたわけやが。(投げっぱなしでこの項終わり)

 

4位 fishbowl 13回

どんだけ男にモテたいねんの桜桃子、もとい大白桃子さん

 諭吉佳作/menさんにカバーさせるとか静岡県内各市企業をサポーターにするとか目新しい展開でスタート。コロナもあって頑なに静岡を出なかったので遠征しない東京のヲタクは飢餓感を持ち。そんな中初の東京遠征はロフトがSOLD OUT。中もパンパンだった。

 その時点での完成度は低かったけどアイドルの成長物語を見るという点ではうってつけ。

 しかしすべてが順調にいってるように見えて最初のブレーキが掛かる。いきなり2人脱退。理由は明らかにされていないけどその後のヤマモトショウさんのツイートが不穏で円満卒業ではないのを感じさせた。

 そして県外に出るのが遅くなったせいで界隈が妙な方に熟成されていた。いや発酵のほうがふさわしいか、言葉としては。グツグツ。

 入場の待機列で一般歩行者を塞がないように白線の内側で並べっていう箱のスタッフの注意してる側から固まって飲酒しながらバカ話しているヲタク。特典会列に並んでないのに並んでるヲタクとくっだらない内容を大声で話して、結果人の動線に立ちふさがって往来を延々邪魔してるヲタク、そんなのが一人やなく複数いてる。そんなに現場に数行ってないけどfishbowl現場で必ず見かけるオマイツなんよね。

 TLに整番0番、最前管理崩しとかいう香ばしい話題も流れてきて。

 ある特典会のときそんな非常識ヲタクが我が物顔な振る舞いしてるの見て、一気に気分悪なって特典会列途中で抜けて帰った。けっこう投げ出しがちな性格。

 そのまま他界する予定だった。実際予約してたfishbowlさんのライブ2本チケット流して行かなかったしね。マナー悪いヲタクはどこにだって一定数湧いて出てくるもんやが、それを運営が放置するならそのグループに興味なくなる。だってちゃんとルール守られていい音楽、いいパフォーマンスするグループ他にあんねんもん。無理してストレスたまる現場に行くことないやん。

 復帰を考えたのは大白さんのTik tok。禁止されてる声出しするヲタクにステージから「声出してんじゃねえよっ!」と一喝。大白さん、オーディションで歌もダンスも拒否するくらいワガママやし平気でヲタクディスるけど(笑)自分だけが楽しんで他人に迷惑掛けるヲタクに目をつぶるタイプじゃない!って嬉しくなって、少なくとも大白さんにはありがとうを伝えに行こうと次のライブの予約を取った。

 相変わらず田舎の過疎現場みたく傍若無人なヲタクはいるがここのところそこまでひどくないので東京来たときは見に行こうと思う。またルール違反やマナー悪ヲタクが増長し始めたら控えるってことで。

 

3位 MIGMA SHELTER 16回

ワンマンよりツーマンのほうが本領発揮する気がするMIGMA SHELTERさん

 ナラちゃんのトークイベ、派生ユニットシャイニング4回にベルハー22 1回を足せば20回になる。

 ほんまここは海外でレイブやってもろて(ドイツかフランスあたりで)先入観ないネイティブの反応を見てみたい。できればナラちゃんいる間に、が希望やったがそれはさすがに無理なのでそこまではワガママ言わない。

 返す返すもナラちゃんの卒業は残念。

ツインテナラちゃん最高おおおおおぉぉ!

 ここにきて情報発信量が増え(インスタでの日記のようなものやトークイベやら)むっちゃ好き!になってる。特にほっぺのラインが(←そこかい)いや、アイドルとしてのプロ意識の高さも安心して見てられる。他のメンバーもプロ意識高いけどステージに関するそれで、ちょっとナラちゃんと方向が違うんよね。

 ナラちゃんについてはもはやブラジルさんと並んでミシェルの推しになってた。どこかでナラちゃんについて長文ブログに書いておきたい。

 ミシェルさんは来年も見るんやろうけどナラちゃんロスはけっこうきそうな気がする。ワイの中では。

 

2位 situasion  40回

どこまで音的に無茶するんやろsituasion

 ここもヲタクが人間やるの1回目みたいなのん多くて辟易して他界しかけたことある。それも2回。1人やとおとなしいくせに群れると人にぶつかろうが人の荷物踏もうが、その場でお楽しみくださいいうアナウンス無視して前に突っ込みよる。

 それを放置してるヨロコビくんには不信感しかないし某ハウプトなんちゃらのPと同類っぽい客を舐めたツイートも好きやないが、羽柴さんが前に突っ込むななど三つの経典を下知されたのと蒼井輝菜ちゃんの魅力でその度にゾンビのように復活している。

 なんだかんだで年間40回ってよう通うてるな。主催系ライブ全部干してた時期なければトップに近い回数行ってたかも。

 曲は確かに攻めてる。聴く人置いてけぼりにしないギリギリの線突いてくる。まあ、一部踏み外してる曲もあるが(笑)

 一番お気に入りはイベントホライズンシリーズ。特にミシェルさんとのツーマンで初披露した→→↑が印象に強い。まだミシェルさんの域には追いつかない、力不足は承知の上で真正面から挑んでいった姿はその後のsituasionさんの成長を加速させたと思うねん。

 2023年も楽しみなグループやし2023年の新年一発目も行く。基本ヲタク及びアイドルの質は運営の質に比例するが持論なので合わないと思えば撤退するけど。

 

1位 Ringwanderung 47回

不遜と慢心がキャッチフレーズ Ringwanderungさん

 2018年のone of forceでマークした1年で40回ライブに行くグループはもう出まいと思っていたらあっさり超えちゃったよ、リンワンさん。

 それも会場がクレストとチケットがチケビレのときは原則干して(あと対バン相手に苦手なところが出ているときも)これだもんな。

 ライブ開催自体もコロナ規制の反動のせいか増えてる気もするがいつ見ても満足度高いから気づいてたらこんなに行ってる?ってなった。いや、ここかて最前管理や最前同士で入れ替わりして後ろの人に迷惑掛けてるの見ることあるが数回に一回くらいで、それも悪目立ちするほどではないしまあまあ大人の現場。これはメンバーが大人やし今村プロデューサーの人柄も大きいと思う。ヲタクは運営の質を映す鏡理論。

 ともかく曲はいい、振り付けもオリジナリティあって、歌は誰がメインパート歌ってもうまい。メンバーもタレント揃いでビジュアルもアイドルしてる。見つからない方が不思議。

  そして推しの陽凪ちゃん!

  ステージでの表情の豊かさ、全身使った踊り、ハモリもメインもこなす歌上手とそれだけでもすごいのに。インライでのすべらない話シリーズはそれだけで音源化して欲しいほどと、トーク力も抜群。

 なにより。

    ツアー全通するほどでもなくチェキループもしない、証明写真も陽凪ちゃんスマホに挟まれてない弱いヲタクなのに名前覚えてくれて、ワイの書いた本読んでくれて感想まで伝えてくれる。こんなん好きになるやん!推すしかないやん!

 記憶に残るライブの話は別で語るとして、ここでは今村プロデューサーに関するエピソードを2つ紹介したい。

 

1つ目はこのスタンス

 アイドルさんも当然ながら運営サイドも箱代は一定なわけやからパンパンに詰め込みたいのはわかる。けど見てる方は振りコピも前の人の頭の間からステージを覗く隙間もないライブはしんどい。特にアイドルライブは。推しが踊って歌ってる姿みたいやん。ロックバンド系のライブならもみくしゃになりながら音に身を任すのもありやろうけど。

 そういうところをわかっているのがさすが今さん。

 

2つ目が物販の話

 リンワンさんの物販を知らない方のために説明しておくと、ここは特典券1枚でツーショチェキ、2枚でサインあり。で、特典券を買って裏に当たりマークがあるとランチェキを1枚引けるという仕組み。実感3割から4割くらい当たりチェキがある気がする。

 ただチェキ券売れ過ぎるとランチェキが枯れてしまうことがあるわけで、そうなると当たり特典券引くのを楽しみにしてるヲタクは次回にでも、と買い控えすることもある。

 そこであるヲタさんが「ランチェキの枚数増やしましょう」と今さんに提案してたんやけど、今さん「いや、できるだけメンバーに負担増やさないようにしたいので」ってやんわり断ってたんよ。

 ああ、この人まともや。運営としても人としても。こういう人の下で働きたいなと思ったというお話。

 

 ただ部下には「休み?なにそれ。呼吸する時間ももったいないから息するな」というほど超パワハラだったという伝説を聞いてやっぱり上司にしたくないと思った(笑)

 

 じゃあの!気になったライブとかは別記事で。

 

 

 

羅生門アフタートーク

 私の名は龍之介。かつて下人の行方は、誰も知らないと言ったが、すまん、あれは嘘だ。あの後を伝えてみようと思う。

 

 羅生門で追い剥ぎした下人は北へ、洛中へと疾走した。剥ぎ取った着物を売るにはさびれたといはいえ洛中の店に持ち込まなくてはならぬ。物騒な洛外に出てはせっかくの盗品をさらに強盗に奪われるどころか妖怪の類に出くわして命さえ危ぶまれる。

 しばし走って息切れした下人が膝に手をついて立ち止まっていると正面になにやらぷかぷか浮かぶ白いものが近づいてきた。二つ、いや三つだ。刻は丑三つ時、人気のない朱雀大路とまさに怪異の跋扈するsituationだ。

 白く見えるのは人魂かと思ったが妖怪、豆腐クラゲであった。豆腐クラゲは下人の姿を認めると合体を始めた。しかし怪異とはいえ豆腐である。合体の衝撃に耐えられずぐしゃりと潰れて地に落ちただの残骸となった。

 運良く怪異の襲来を切り抜けられたものの洛中でさえ怪異はうようよしている昨今だ。下人は目に付いた打ち捨てられて廃墟と化した屋敷に避難することにした。そこが下人の浅はかさ。朽ち果てた建物など怪異の格好の住処である。

 案の定一歩足を踏み入れた途端、仏像がぬっと姿を現した。下人は思わず尻もちをついたがよく見るとオレンジの頭巾に打ち出の小槌を持った太った仏像だった。大黒天の像である。下人はほっとした。大きさも一尺三寸(約40センチ)ほど。にこやかな表情を浮かべている。さきほどの豆腐クラゲみたく襲ってくる気配もない。

 下人は知らなかったのである。大黒天は戦闘神マハーカーラをルーツにした凶暴な一面があることを。畜生道に落ちた大黒天は笑顔を浮かべたまま打ち出の小槌を下人に向けて投擲した。雷神ソーがムジョルニアを扱うように。小槌は見た目に反して相当な重量があるのが空気の振動でわかる。下人は逃げる術もなく死を覚悟し目を閉じた。

 次の瞬間凄まじい轟音と閃光がした。恐る恐る瞼を開くと大黒天よりほんの少し大きい仏蘭西人形が下人の前で仏像の攻撃を防いでいた。その体の倍ほどもある斧を持って。先の轟音と閃光は小槌を斧で弾き返したときのものであったらしい。

 仏蘭西人形は首だけぐるりと180度後ろに回し下人に向いた。口の下の部分だけが上下に動く。

「吾は羅生門で老婆に潰されそうなったところを助けてもらった虱である。恩返しに参った」

 下人には覚えがなかったがとりあえず頷いた。だぶん気づかぬうちに助けていたのだろう。仏蘭西人形は続けて語った。「ただしこやつは強い。このままでは負ける。その手にした着物の懐にある書き付けを唱え、呪を呼び出すのだ。こやつを倒すにはそれしかない」

 慌てて下人は老婆から奪った着物の懐を探った。言われた通りぼろぼろの和紙が見つかった。下人は書いてある通り読み上げた。「このびでおを見たものは呪われる」と。

 それは特級怪呪、長い黒髪に白装束女を呼び出す呪文であった。しかしこの怪呪、本来ならブラウン管テレビの画面からしか現れないのである。時は平安時代末期、昭和時代のそれも一時期にしか存在しなかったビデオデッキは当然、ブラウン管テレビもこの時代に存在せず、この呪文は不発に終わるかと思えた。

 

 しかし運命は下人に味方した。その場になんと紙芝居一式が打ち捨てられていたのである。その木枠から長い髪に白い服を着た怪呪が這い出てきた。仏像に怪呪が飛びかかる。大黒天の頭巾が吹っ飛んだ。しかし仏像も負けじと小槌で怪異の頭部を強打した。その隙に仏蘭西人形がバカでかい斧で大黒天に襲いかかる。血で血を洗う凄まじい戦いが始まった。その勝敗はわからぬ。なぜなら下人はその場を逃げ出したからだ。

 今度こそ下人の行方は、誰も知らない。

 

                                                                                                                           (完)

 

スコトーマカフェというお芝居の感想など

 <注>このブログ、多少のネタバレを含みますので本編をまだ見ず、配信で見ようというあなたは配信見終わってからのほうがいいと思うよ

 

#Q スコトーマカフェ

 これおもろいで!ぜひ足を運んで見ろください!おすすめです、と言いたいところだがこのブログを公開した時点ではもう千秋楽が終わっとるんよね。それ以前にチケット売り切れとるし。配信はあるみたいなのでただ辛いしんどいめんどくさいという毎日を送っていて、それを瞬時でも忘れて能天気に笑いたい方は是非!!

 いうても転換のとこは収録されないみたいなのでそれは大変残念でしたね。あれこそがスコトーマカフェの本質なのに(マウント)(しかし本質ではない)(沈さんの転換?ブリッジのとこはさすがに笑った)(宮下さんにはでんぱか虹コン曲で踊って欲しかった)

 

配信購入はこちらから↓

 

 

 

 

 

 元々芝居に関しては専門外。というか中島らもさん主催、笑殺軍団時代のリリパットアーミー至上主義者なので今は山内圭哉さん率いるwat mayhemでのらもさん脚本再演か2Cheatしか見に行かないを座右の銘にして生きている。

 

(2Cheatやらもさんについて書いたのはこちら)

eicie.hatenablog.com

リリパットアーミー旗揚げ公演の台本

 そういう意味で今回はちょっと例外。ではなぜ今回この芝居見に行くことになったか。

 さあ、ここから隙あらば自分語りするオジサン始めちゃうよー!逃げろー!!

 これを読んでるJKのみなさーん、おじさんと夜明けのコーヒー☕️とか飲んじゃおうか♥️ナンチャッテ✌️😝✌️と、こうですか?オジサン構文って

 

 時は7年か8年を遡る。

 当時アイドルヲタク界隈でその人気とどまるところを知らずと評された群馬のJKヲタがいた。ヲタクを極めるのか、アイドルになるのか、恋に生きるのか、伝説のメイドになるのか、となんにだってなれそうな可能性の塊みたいな子だった。そう、今回いきなり埋没女子で制服着て登場する宮下さん。

舞台女優 宮下真実さん

 当時はすぐに疎遠になりその後の彼女の行方はワイは知らない、と羅生門で終わってしまうとブログがここで終了していまうので、その後を書く。数年経って調べてみるとなんにだってなれそうな子は舞台女優になっていた。

 懐かしさから一人芝居を見に行ったり、1週間ほど入院生活を送ったときにユーチューブでのラジオ配信「ここだけの2人」「救心ラジオ」をまとめて見たりとその活動をゆるーく遠くから眺めていた。(現在その動画は消されてしまっている。けっこう好きだっただけに残念)

 

 一人芝居見に行った前後くらいだったか、どんみくコンビの「みく」こと井本みくにさんを知ることになる。彼女の短歌で~~混ぜるな危険のラベルをそっと剥がす、みたいなんあってそれが妙に気に入って(知ってる人は正確なの教えてください。探したけど見つからなんだ。ここの文章修正するので)→(あった!見つけた「憧れと性欲の瓶を手にとって混ぜるな危険のラベルを剥がす」だった)あるいはブログで出会い系で知り合った男と夜の海で朝まで過ごすみたいなのや

「好み」の使い方よ!

 

 これとかね。このへんの一歩間違えれば下品になりそうな話題をさらっとネタとして表現する才能がいたくお気に入り、注目の表現者として密かにマークしていた。

  そしてうまくタイミングが会い下北沢でアイドルちゃん(ぴゅーぴるモ!)ライブ見に行った帰りに当時井本さんがバイト(?)してたバッキンガム宮殿という、それはもう、その名にふさわしい高級クラブへ足を踏み入れ、生井本さんを見ることとなる。

高級クラブ バッキンガム宮殿   あのとき手料理振る舞ってくれたどんみく推しの方、ありがとうございました

 実物は写真よりかわいくて華奢で「どれだけ寂しくても誰とでもっていうのはよくないってつくづく思った」などという発言で客のオジサンたちをフガフガさせ(当時彼女が出た芝居の話。念のため。いくら舞台が全然なくて演劇したくても自分に合わないと感じる劇団では演じるものじゃない、というお話)自分の目に狂いはないクレバーな子やなと一人納得しながら帰ったのを覚えている。それと同時に初期のリリパットアーミー時代のわかぎえふさんに似たなにかを感じたんよね。ちっちゃくて物怖じせずに切り込めるトークスキルとか。この子はギャグ系の芝居でツッコミさせたらむっちゃ活きるんちゃうかって思ったわけですよ、はい。

今回の主催、井本みくにさん。飼ってる猫はこまち

 ただその頃井本さんは「感情の機微を表現する芝居に自信があります」と発言してて実際出演していた芝居も興味惹かれる内容ではなかったので(なんせワイ、ギャグ系しか見ようと思わないので)多分板の上の井本さんを見ることはないんやろうなと思っていた。そして本人からお芝居休養宣言が出て。このまま女優業フェードアウトかもなぁと見ていた。

 

 ところが井本さんは見事に復活した。そして全編コント仕立ての主催をやると発表!それも宮下さんも出演者に名を連ねているやないか!

 これは見に行かなくちゃと色めき立つワイやった。ええ、チケットは発売当日に買いましたとも。

 

  チケットは売出しから数日後、舞台の1ヶ月前には売り切れ。キャパは1ステージ25人とはいえ、アイドルライブやないので全通する人は多分2,3人やと思うねん、知らんけど。てことは7公演で170人くらいの動員ってこと。アイドルヲタクならわかると思うが100人超えの動員できるアイドルってそこそこ売れてないとありえんわけで。

 その売り切れまでの数日でもおもろいことしてはった。無関係者告知。

  出演者でも主催でもない無関係者が最初の【        】の枠内に一言入れてあとはコピペして拡散するという手法。これアイドル運営も取り入れたらええのにな、と思った。やるならまだ手垢の付いてない今だっせ!!ただのRTより効果的な気せーへん?

 

 そして練習が始まっても日々の練習やその近辺でのエピソードをツイートしてくれて(他の劇団でもそういうのあるのかは知らん)日々ヒドくなっていく井本さんの宮下さんへの当たりの強さ(笑)にこれはぜったいおもろくなるやつや、と日々期待が膨らむ一方通行!

 

 そしてようやく本番の日を迎える!(なげーよ!本題入るまでに2200字かよ!まあ、でもそれがワイのブログのデフォなので・照)

 最初の注意事項はさすがにネタをぶっこまず(リリパ上がりはこういうとこまで期待してしまうからダメ)だったものの最初のネタ・・・コホンもとい。演目「埋没女子」

 いや、整形の埋没やと思うやん、女子やし!そしたらほんまの埋没やった。(ほんまの、とは?)最初こそ宮下さんの制服姿に気を取られるもののすぐに「え?シミズアスナさんってしゅっとしてて綺麗じゃね?」となるつかみの一編。いえ、物語もおもろかったです。

 ワイなら一箇所だけ報酬のとこ「王将の餃子2皿」とかに変えたかな、とか思うが(JKがガムってw、タピオカだともうちょっと古いしセブイレのスイーツだといかにもJK設定に引っ張られましたみたいで逆にダサいので)実際に脚本など書いたことないので単なる思いつきです。

髪型もあいまってバリかわいかったシミズアスナさん

 2本目が「リベンジ」

 1番好きな演目。公式で「1番タイトルがピンと来ないコント」と言うてたけど、一番内容とタイトルがうまく殴り合っててむっちゃ印象に残った。まずは鶴の恩返しのリベンジという設定で勝利してるのにさらにそこから不条理に展開されていく笑い。落ちは・・・あれ?落ちどんなんやっけ?(1番好きでこれかよ!w)

 笑ったけど帰るときには内容覚えてない芝居が基本的に好きなので多分しょーもなく(←褒め言葉)終わったんやと思う。

 

 土橋銘菓さん見るのは初やったけどこれはキャスティングびったりはまってた。里咲りささんとこでアイドルしてるそうやが里咲しゃちょーのところには白河花凛さんや二文字杏ちゃんといいなんか妙におもろい人集まってくるもんやな。

殺処分する鶴をやらせたら右に出るものはいない初期の土橋銘菓さん

 

 3本目「逆に」

 宮下さんのボケと井本さんのツッコミを楽しむ演目。「逆」の概念がどんどん崩れていく様が脚本の妙。いうても隙のある物語展開なのでこれは毎回宮下さんがアドリブ入れて収拾つかなくなり、井本さんのガチギレしながらのツッコミやら話を軌道に戻すのに苦労するのを見てみたかった気もする(笑)

 

 4本目「猫撫で声とインカムと」

 これはもうナチュラルインカムニスト・沈さんに尽きる!鶴の土橋さんと並んでこの8本の中でビタリ役にハマっている。いや出演者に合わせて脚本いじったのか、あるいは脚本に合わせてきた役者がすごいのか。あまりにインパクトありすぎて猫撫で声がまだ普通の人に見えるのが難点(笑)

ナチュラルボーンインカムニスト沈ゆうこさん

 

 5本目「断捨離イン・ザ・ダーク」

 いま思い返してみたワイ「で、どこがイン・ザ・ダークやったん?」

 いやダンサー・イン・ザ・ダークからパクったタイトルやってのはわかるけれども!事前の告知で「みんな大好きタイトル回収クソ雑コントです!なんの脈絡もなくそれっぽいことを言い、その後は一切触れない!小山先生のパワープレイを堪能してください!(井本)」と書かれていたがいやいや、タイトル回収してへんやんけ!!!おまけに最後に捨てた断捨離ストバッチも燃えないゴミの日に回収してへんやんけ!

 いやおもろかったけれども!

 なんかシュールな演目だった。沈さんがなんの説明もなく椅子の上に立ってセリフを言うのが特にシュールだったな。

シュールくん

 

 6本目「グッドモーニング」

 8本の中で一番演劇ぽいというか普通のコント。落ちも含めて。土橋さんのパワープレイで乗り切った感あるな。

 これ井本さんと土橋さんがパジャマで演じるんやけど、井本さんのパジャマが体格より大きすぎてブカブカで、ボタンとボタンの間に隙間ができてお腹を冷やさないかハラハラしながら見るのが通の見方ってもんよ。

 

 7本目「目撃談」

 ワイ、今日4列目で、席の作りが後ろにつれて高くなっていくので前のお客さんの後頭部を見下ろす感じになるわけよ。

いわゆる「アレ」

 で、この演目、途中でカッパの目撃談が出てくるんやが最前に座っている5人中4人がアレでだな、(うわ、めっちゃ攻める客いじり)とか思ってしまったが、まあ最前に誰が座るかなんてわかるわけもないのでもちろん攻めてないわけで(笑)

 偶然芝居と現実がリンクして違うところで笑ってしまった罪深い私です。

 落ちはまさかの2段落ち。うん、こういう展開好き。

 

 ラストは表題の「スコトーマカフェ」

 今回調べて知ったんやがスコトーマって盲点の意味なんやな。なんかストマック(胃)の派生語かとずっと思ってた。

 全編通して無茶苦茶な設定と独特の台詞回しで楽しませる芝居やったがこれは最後に持ってくるだけあってその集大成って感じ。10分程度の芝居で5人の登場人物のそれぞれのキャラを立ててるのがすごい。

 欲を言えば宮下さんがここまで出てた演目すべてで「優しくって少しバカ」キャラをやっていたのでここでひっくり返す展開が欲しかったかな。まあ、この芝居見るきっかけの子なので余計な思い入れがあるのかもしれんが。

 

 最後演者全員再登壇したところでスタンディングオベーションしようと思ったけど再登壇はなくあっさり終わってしまったのでそれはちょっと心残り。帰りにおもろかったですと声だけ掛けて撤収。

 というわけで次回#Qでまたコントやるなら見に行く。それくらいおもろかった。

 なんなら一本くらい脚本書いてみたいとも思ったがワイがおもろいと思うものが多数のお客さんに受け入れられるとも考えられないので、やっぱり見る専でいいや。

 

 では普通のアイドルヲタクに戻ります。じゃあの!

 

ミシェル✕リンワンがマイベストライブだった話

こちらヲタ活の番外編。この半年で印象に残ったものなど。

 

・マイベストライブ

ミシェル✕リンワン(4月28日@エイジア)

今年見た中で一番よかったライブ

 先行のリンワン。TIF出演、メインステージ争奪が発表されて初のステージだけに気合入りまくり。特にみょんちゃん。2列目で見てたんやが熱がそのまま伝わってくるような圧倒的な熱量。推しの陽凪ちゃんから強引に視線を奪い取るほどに。

アイドル業界多分実家太い四天王が一人、みょんちゃん

 それでも後半のミシェルさんは圧巻だった。この時点で優劣をつけるなら完全にミシェルの勝ち。ブラジルさんのトランスした姿は完全にゾーンに入っていて対バンで相手を殺しにかかっているような気迫。(これはシチュさん相手のときも感じた)

 一方クマリやFishbowlさんとの対バンではジャンル違いのせいか殺気は感じないんよね。いや、気合の入ったレイブは変わらんのやけど。これはこれでクマリ、Fishbowlのアイドル性とミシェルのストイックな熱狂がそれぞれ強調されてとてもよい。

冬にかき氷をおかわりするためにお腹にカイロを貼るナラちゃん




(追記)

 このベストライブから2ヶ月ちょっと。7月10日の大阪ニューエラツアー1部。ツーマンではなかったけれど対バンでミシェルさんと再度手合わせ。

 ここでのリンワンさんがエグくててだな!

 活休明けて1ヶ月。調子も戻ってのみょんちゃんのステージでのまさに鬼気迫るという気迫。それに釣られてグループ全体のグルーブがグイと引き上げられて最高のリンワンを見せてくれた。(これはTIFメインステージ決勝戦でさらに更新されるのだが)

 このときリンワンはミシェルに追いついた。そう確信した。

 

・マイベストコラボ

灯台(4月26日@渋谷DIVE)

ツインテ佐々木さんの破壊力よ!

  どこやねん!渋谷DIVE!!とかわーわー言いながらこの日の2現場目。それも開歌さん最初の現場から続けて。

 ライブは未定→開歌→未定→開歌→曲交換の流れ。ダブライズっぽい構成。で、神現場は曲交換で降ってきた。開花さんが未定さんの「鼓動」をカバー

www.youtube.com ここまではまだただのGOODなLIVE。

 次に現れた未定さんは4人だった。この時点では七瀬のぞみさんが脱退発表、活動休止中。川本空さん加入前の3人体制で、この日のそれまでのライブも3人だった。

 4人目は。そう。アイドル界きっての楽曲派ドルヲタにして歌うま姫、佐々木亜実さんである。七瀬さんリスペクトで滅多にしないツインテールにしてタイトル未定の臨時メンバーとなり、開歌の「灯り」つまり自分のプロデュース曲をカバー(?)するという、もう凄まじい職権乱用(笑)

 そりゃこんなん出てきた瞬間ぶち上がるやん!!!ツインテかわいいやん!!佐々木さん楽しそうでこっちまでハッピーになるやん!!!と一気にIQ下がったわけですよ、はい。

www.youtube.com 

 まあ、ベストコラボ言うてもこの半年で曲交換見たのこれだけなんですけどね。

 

・一番楽しかったライブ

8月4日ROMAN CANDIES(きのホ。・タイトル未定・fishbowlスリーマン)

fishbowl久松白桃ペア

 ライブの面白さっていくつかあるけどトラブルってのもその一つやと思う。いや、大阪で過去騒がせた厄介おじさんみたいなトラブルは気分悪いだけやが(一度その現場に出くわしたことある。外野で見ててもほんま嫌な気分しか残らんかった)音が止まってそこをアカペラと手拍子で乗り切るとか、メンバーがステージ中で体調崩してその後を残ったメンバーでカバーするとかね。オサカナの最後の定期公演(配信)でなっちゃんがステージから捌けて愛ちゃんがブルー・イエロー・オレンジ・グリーンは無理って抵抗も虚しく歌詞カード見ながらやる回とか、最近だとFishbowlさんで桃ちゃんがステージ降りて桃ちゃんパートをいづみちゃん、はるちゃんでカバーしたのとか。

きのホ。

 その中でも伝説になりそうなライブがこれだった。

 天候不良で飛行機着陸トラブルがありタイトル未定さんの会場入りが遅れさてどうする?という状況に直面した各運営。別行動だったが故になぜか会場に着いていた川本空ちゃんがたまたまライブ見に来ていたかすみ草とステラの吉川美紅ちゃんで以前曲交換したという夏のオレンジを披露し、その後はきのホ。さんとfishbowlさんが交互に1曲ずつ追加で披露するという流れで(それも曲決めずにいきなりメンバーが決めるとか流れるイントロで歌いだせみたいなちょっと捻ったやり方で)タイトル未定さんの到着を待つといういったいどうなる?果たして未定さんは間に合うのか?というスリリングな展開!!!

 

 結局未定さんは間に合わず、川本空ちゃん、吉川美紅ちゃんによる「からあげとやきいも」がもう一度夏のオレンジ演って終演を迎える。

からあげとやきいも

 未定単推しの人はどうやったかわからんが少なくともワイはむっちゃ楽しかった!

 

 未定の運営さんはこの日チェキ無料という対応取ったんやが、空ちゃん美紅ちゃんは有償でもよかったような気がする。それでも多分列途切れなかったはず。それくらい二人の頑張りは伝わってきた。

 特に空ちゃん。未定に加入して多分3ヶ月やそこら。加入即ツアーで全国飛び回ってあげくの果てにこの仕打ち(笑)トラブル対応であやうく一人でステージ務めさせられるとこやった。

 こんなん見せられたら未定さんへの、そして空ちゃんの印象むっちゃようなるやん!!!

 だからTIFのメインステージ争奪決勝で未定さんが推しのリンワン破って優勝したのも素直に祝福できた。

 

  なんか印象深いライブ3つのうち2つが未定さんって我ながらちょっと意外。そりゃTIFで優勝するわけや。

 

 てなわけでまたしばらく音なしブログに戻ります。バイ

 

2022年上半期行ったライブ・気になるアイドルなど

  今回はちょっとはタイトルに気を使ってみた。ちょっと、ね。

 今年の上期は46現場。去年の上期は18現場だったので疫病の影響はだいぶ薄れてきてるなと。相変わらず突然キャンセルや開催中止は多いけど。

 

そのうち3回以上見たところ

やっぱり半年で3回見るってある程度好きじゃないとね。対バン被ってても好みじゃなきゃ見なかったり聞いてなかったりするし。

 

3回

PANDAMIC

観るたびにようなってるんよね。曲はもともとチョッパーベースバチバチのかっこええ系やし、前の衣装は暑そうでデザインもますだおかだのハッピーボーイやったのが

ハッピーボーイ

  今度の衣装はちゃんとアイドル衣装になったし。そして山縣ちゃん、JKになって髪ヤンキー色になって美人さんになった。武者ちゃんも順調にかわいいが増してる。

新衣装のPANDAMIC

 なによりステージが楽しい。魅せるステージ。前はまだメンバー幼い分ステージこなすって感じやったのがどう伝えるかみたいな意識上がって質が格段に上がった。

  たまにやる劇団ぱんだみっくだけは以前と同じでそれはそれでまたええんよ!

 

美味しい曖昧

 楽曲派ヲタクとして信頼する元アイドル佐々木亜実さん一推しのグループ。詳しくは知らんが活動休止から新メンバー入れて、とけっこう苦労してのし上がってきたらしい。

おいまいさん

 ねむりちゃんが好みだった涼川ましろちゃんを彷彿とさせるのとナブルナブルナブル・サプリメと曲もいいので対バン出てるときは必ず見てる。

 

わーすた

わーすた

 坂元葉月さんが辞めたのはやっぱり大きかったんやと思う。しかしその分初心に帰ってということなのか地道にリリイベ重ねて裾野増やしていこうって姿勢が見えて好感しかない。

 そして実際ライブ行くと地下アイドル現場ではあまりみない小洒落た女の子(女ヲタとはファッションが違う!)が多くてこれが地上アイドルかと場違い感すら感じてしまう。

 新体制直後は路線変える必要ないがその次の曲と衣装はちょっと目先変えてもよかったかなと思う。

 

4回

クマリデパート

 まさに王道アイドル。衣装もグループの仲良さアピールも。それでいて曲はチャレンジ精神満載。「ニンニク叩き潰す」で始まる歌詞はなかなか王道アイドルソングではありえんやろ(笑)サクライさんの変拍子曲も含め曲ごとの振れ幅が半端ないんやがそれでもクマリが歌うとクマリになってしまうところがすごい。
 いま一番の興味はサクライさんがあずあず推し継続してるのかのリトマス紙として疾走クレヨンとの「たのしいツーマン」が開催されるか否か(笑)

 

5回

タイトル未定

  曲も好きだしいいステージしはる。対バン出てたら必ず見る。けど単独は行ったことないという浅いヲタク。楽曲派というかエクストロメ系というか、開歌さんとか見に行きたいライブにけっこう呼ばれててこの回数に。

 地方拠点新鋭アイドルとしてタイトル未定さん、fishbowlさん、そしてそのツートップに滑り込んできたきのホ。さんという状況が2022年の特筆すべき点やと思うんよね。

 上期の時点では特典会も行ったことない。音源も持ってないし。好きだし対バン出てれば見るけど思い入れまではないグループ。

 だった。8月4日のタイトル未定✕Fishbowl✕きのホ。スリーマンの日までは。これについては項目分けて書こうと思う。

 

Fishbowl

 最初に見たのは6人体制。そのときチェキ撮ったあおちゃんが抜けて少し気持ちはクールダウン。駿府城祭りも行くつもりが立ち消えに。

 ところがだね、ここで2つ転機が来る。深海と並んでアンセム曲になりそうな「熱波」リリース。これのMVもいい!久松さんの黒髪ボブと汗。そしてラストの大白さんのキレイな二重。

 そしてそのタイミングでNEWERATOUR静岡行くことがあり、その前日に定期公演。そりゃ行くわ。そしてチケット取ったらまさかの整番1番!

 最前で見るFishbowlさんはそりゃよさしかなくて、久松さんのかわいさをワイはなぜ気づかんかったんやろと自分を責める始末。

 そこからリンワン、ミシェルと並んでワンマンでたっぷり見たいグループに昇格。ただなかなか次の静岡遠征は果たせていない。せめて熱海くらいだと行きやすいんやが。

   静岡定期のときは気づかんかったがユニゾンのとこ被せにしてるところをちゃんと生歌にしたら最強になりそう。ヲタクは上手くなくてもいいから生歌で聞きたい生き物なので。

 

 とハマりそうになったものの8月にはヲタクのあまりの民度の低さに一気に醒めるのをこのときのワイはまだ知らない。

 

ミグマシェルター

ナーナナラちゃん

ブラジルさん

  3月6日のワンマンは抽選ってのもあって整番1!強いヲタクみたいや!ワイ!

 だいたいミシェルさん満身創痍で誰かが椅子使ってパフォが万全ってのがないんやが(汗)この日はナラちゃん椅子用意してたものの最後まで使うこともなく。

  そして4月。ワイの中では上期のベストライブ、ミシェル✕リンワンが開催される。それも別に書くこととしてミシェルさんのワンマンとツーマンシリーズはほんまハズれない。(いやハズれないのだけ選んでるんやけど)これ書いてる時点で今年だけでもこのVSリンワンは当然ながらVSクマリ(これはミミミユちゃん生誕やったけど)、VSシチュ、VSFishbowlと満足しかない。対バン相手もミシェルさん相手やと意識するのかギアが上がるし、ミシェルさんも負けへんでーみたいな感じで普段より熱い気がする。

 そしてこの一連のライブ参戦の中ですっかりナラちゃんに惹かれているワイだった。いやブラジルちゃん推しなんすよ!それは変わってなくて。推し変じゃなく推し増し。端的に言って顔ファン(笑)いや、ほっぺのラインが昔好きだった子に似てるというのに気づいてしまったんよね。単純。

 ナラちゃんがミシェルのアイドル性を担保しているという持論は前に書いた気がするがそれによりブラジルさんが心置きなくDIVAへの道を進めた気がする。

 それゆえナラちゃん脱退はけっこう大きいインパクトやと思うねん。新メンバー次第やが初期から2人シェルターになったときくらいの大きな変化が起きそう。

 それではおちゃめシェルター(最近あまりやらなくなったガチで本気の変顔)でこの項終了

ナラちゃん本人も認める最高の変顔

 

ヌュアンス

  ここも楽曲派・エクストロメ系なので見る機会多いしなにげに4人体制→3人体制→2人体制→5人体制全部見てる。曲もだいたい聞いたこともある。

 わかさんの明るさはいつ見ても魅力的だったが今年に入ってただのヤンキー上がりと思ってた珠理ちゃんが重度のヲタクすぎて好感度一気にあがった。リンワンさんとのミライサーカスも楽しかったしね。

 

8回

開歌

アイドルフェスの主催やらせたら右に出るものはいない佐々木亜実さん

 去年の皐月歌もこよさん卒業で、今年の皐月歌は佐々木さん卒業公演やったんよなぁ。卒業してわかる佐々木さんの存在感。元気にヲタクツイートしてるのが見れるだけでヲタクとしては嬉しい。

 思えば目を怪我して眼帯していった後にようやく眼帯外した特典会で「もう目は大丈夫?」って聞いてくれたんよな。

 これも別に書くが未定さんとの曲交換は上期のベストコラボだった。ツインテの佐々木さんの暴力的なかわいさときたら!!!!

 

11回

situasion

オレンジ担当蒼井輝菜ちゃん

  曲は面白いし無銭ワンマンとか続けざまにやってるしで足踏み入れたんよな。

  正直言うと最初はメンバーにさほど魅力感じなくて、西野ちゃんニュースで名の売れてた西野ちゃん、端正な顔立ちながら振りが鬼気迫る羽柴殿下、衣装が唯一アイドルらしくて(黒衣装のときね)ロリ顔のゆんゆやら推しを決めずにその日の気分でふらふら特典会行ったり行かなかったり。ちょっといい感じでハマりかけてたんやが。

   ところが「その場でお楽しみください」のアナウンスあるのに推しサビで前に突っ込む低民度ヲタクが何人かいてぶつかってもごめんの一言もなし。自分は上手くすり抜けて前出てるつもりなんか知らんがぶつかられた方は結構衝撃あるんよ。予想して身構えてない分。(本人が前後左右に余裕あるときだけ多動してるみたいなツイートしてていや、あんた静岡で思いくそぶつかってきたやんけと呆れた)ぶつからんでも推し見てたらいきなり前遮られて顔しかめて身を引いてるヲタクも何回か見かけた。

  HISASHIさんは「シチュはそういう現場ですから。それで他界する人もいますしね」といいはるし、すのさんも「人に迷惑掛けなきゃ前出るのいいでしょ」とエアリプされて。どのライブハウスにも存在する、箱を開ける前のシュレディンガーの猫みたいな二大巨頭ヲタクにそう言われたので、こりゃワイの現場ではないやと距離取ったんよね。

 

 まじでこのへんの民度低いヲタク嫌いで、実名出すけどコロコルとイヌワシはわりと楽曲派界隈の対バンに呼ばれること多いけど、最前管理やら前の組が終わった途端まだ空いてないのに前にむりやり突っ込んでくるヲタ見てここらが対バンに入っていると避けるようにしている。

 

 で、話戻してシチュ。距離取る事にした。ワンマンは干す。他に見たいグループとの対バンでしか見ないって決めた。完全に他界するには曲よかったしリンワンさんとのツーマンツアー控えていたので。でもリンワンさんとのツーマン3箇所いったがどれもシチュの特典会には行かずだった。

 

 ちょっと風向きが変わったのは羽柴殿下が「他のヲタクに迷惑掛けないようにね」って意見表明した事。少なくともメンバーは荒れる現場を良しとしてなかったのがわかった。相変わらずPはおちゃらけのスタンスで迷惑行為にはダンマリ決め込んでて、そのへんの姑息さがハウプトのあーりーと被るので音楽プロデュース以外まったく評価してない。

 羽柴殿下のツイートの甲斐あったのか徐々に現場も落ちついてきたので殿のとこに特典会行ってみた。そのへんの話したらステージから迷惑してるヲタク見てると気分落ちると言ってはってまともな感性持った子だった。さすが殿。

 さて、その特典会にも行かない間はステージだけ見てたんやがそこで気になってきたのが蒼井輝菜ちゃん。最初は全然目に入って来なかったのに。顔立ち綺麗やし、パフォーマンスもしっかりしてるやんって。

 で、特典会行ってみたら肌きれいやし会話もちょっとすっ飛んでておもろいしすっかりお気に入り。はじめてシチュ現場でオレンジ振ったら「え?なんでこの人オレンジ振ってるの?って頭抱えた。いや、抱えなかったけど」って特典会の数秒の会話で出てこやん発言やん?

 サウンド的にはオケに力入れてるグループが好きで、その点シチュさんはちょくちょく音源いじってて、サウンドホライズンなんて→→から→→↓になってついに→→↑ヴァージョンまで出すくらいやし。だから前に突っ込むのが許されてる現場でのみ、を守れる民度ある現場であって欲しい。お願いだから他界させないでというお気持ち。

 

17回

・Ringwanderung

  ええ、ワイ去年の後半くらいから緩くリンワンのヲタクやらしてもうてます。

  普通想い出深いライブって一つか二つやねんけどリンワンさんはなんか多い。新年早々みょんちゃんが水こぼして濡れた衣装を乾かすという正月らしいイベントから始まり(笑)

悪いことしてるのが見つかった感あるな

 陽凪ちゃん生誕では普通にライブしてたのに最後にメンバーから青サイリウムでいっぱいだったの見えた?と聞かれて見えたよ―と普通に返してたのに挨拶を催促されると「私みたいになにもない人がこんなに祝ってもらえて」って涙ぐむシーンがだな、なんか普段見せない素の顔っぽくて来てよかったなぁとしみじみ。

 

 3月にはクロノスさんとのツーマン予定がクロノスさんキャンセルで急遽ワンマンに(笑)リンワン新規なので初期にカバーしてた曲とかはじめて聞けた。そしてチケット1000円やのにアンコールまで。

 ここらで倫子ちゃんは髪色赤から金色にしたんよね。特典会で翔んで埼玉みたいって言ったら「それ言われるの4人目」とのこと。特に髪をウエーブかけたときの倫子ちゃんはまさにそれ!って感じ。映画の続編は佐藤倫子をキャスティングすべきだと思うの。

いや倫子ちゃんの画像貼れよ、ワイ!

 

 3月のワンマンを経て4月28日、今のところ2022年マイベストライブ、ミシェル✕リンワンが開催される。(これはミシェルのとこでも書いた通り別に書く)ともかくすごかったんやから!

 さてTIF出場も決まり順風満帆に見えたリンワンやが大阪遠征中異変が起こる。リンワンの支柱みょんちゃんがライブ中突然ステージを降りそのまま次もその次のステージにも上がらないという緊急事態。

 4人のステージは出囃子のとき以外みょんちゃん不在を感じさせないレベルの高いものだったのだがやっぱり微妙な空気があって。ヲタクもみょんちゃんのことには触れられずもちろんメンバーがなにかを発信することもなくって感じで。もちろんワイもそのもやもやは感じてた。

 

 そのもやもやを和らげてくれたのが美人チェキスタッフのアカリンだった。

#しぐれの麺活 で名を馳せたアカリンさん

  現場の捌きはうまいし、チェキ撮影も一流。おまけに目元の艶っぽいこと!男をとことん甘やかしてダメにするタイプ。(←個人の感想であり実際のところはもちろん保証するものではありません)本人に言ったことないけど。

 

  この前後でメンバーの配信数回あって、陽凪ちゃんの配信がまあとんでもなくてだな!バイトでのポンコツぶりをまるで誰でもそんなことあるよねみたいな軽い口調で語り、ヲタクの個人情報収集癖をさらっと暴露し、ライブハウスや公園のトイレでの怪異話をふにゃふにゃした喋りでするのがたまらん!!どの回もまじすべらん。

JK時代の陽凪ちゃん、見てみたかった

 

    TIF前哨戦前にみょんちゃん復帰するんやが、それについては今Pのこのツイートがすべてだと思う。

 そして6月のTIFメインステージ争奪前哨戦。リンワンは圧倒的なパフォーマンスでトップ通過する。

 

  と、まあズブズブにハマってるように見えて行けるライブは全部行く、というわけでなく。苦手なグループとの対バンや8組以上出るフェス系もパス。チケ村、リーディ系もできる限り避けている。

  それでも今年一番行く現場なんやろな。なんか嫌なことあって急に醒めない限り(割りとすぐ醒めがち)

 

  というわけで2ヶ月遅れの上期サマリー。次回はベストライブやらなんやら。

 

8年越しの答え合わせ(とあるメイドちゃんとの物語)

 上半期のヲタ活まとめブロクの前に、これだけは書いておかなくちゃってのが出来たのでとあるメイドちゃんとの物語を。

 

 メイドちゃんシリーズはみなさんお好きなようで閲覧数アイドル記事より多いんよね。

 

 過去コンカフェ絡みで書いたもん。

・神になろうとしたJKメイド

eicie.hatenablog.com

・コンカフェとアイドルの距離

eicie.hatenablog.com

 さて、今回は推しメイドちゃんから他界して、その原因となった事件とその答え合わせが8年ぶりに出来たって話。

 って何年ヲタクやってんねん、ワシ‼️

 

 2013年やから9年前。

 大阪でメイドカフェ遊びを覚えたワイやったがとんでもない僻地に転勤。歓迎会で連れていかれた場末のスナックは60代のおばはんが1番の若手で、カラオケで流れるのは延々ムード演歌という まさにTHE・地獄。

 なんの楽しみもなく1年過ごしたある日、萌え産業不毛の地についにメイド喫茶ができた。

 言うて家から2時間半掛かるんやが。

 

 あまり期待もせずまあ、ものは試しで行ってみたものの運営は不馴れで雰囲気もなんか違うなぁって感じ。

 ところがですな、もう一回行ったときに(違うなぁ思いながらまた行くところが当時ワイがどれだけ暇だったかわかる)え、こんなかわいい子がいてるの?ってメイドちゃんがいてだな!

 おめめクリクリでアヒル口に黒髪ツインテ。人懐っこくてかわいくてかわいい!!!

 たまに出る方言「んだんだ」とか「だからぁ」とかがミスマッチでそれがまた魅力を増してて。

 推しメイド確定!ちょうど基本土曜日出勤の子だったのでそれから毎週土曜は2時間半掛けて通うようになったわけさ。

 

 メイドカフェには併設のステージがあってそこでちょくちょくメイドちゃんによるライブとかもやるようになって、推しちゃん出るのがこれまた楽しくてね。距離感近いからリクエストした好きな曲を覚えて歌ってくれたりするんよ。そりゃ楽しいわ!

 

10月にはお誕生日プレゼントなどを渡し、

本当の誕生日は11月4日だとつい最近判明した

ほぼ1年近く通うて推しとの信頼関係も少しは出来たきたかなという頃不幸な事件が起こる。

 

 誕生日プレゼントではなかったと思う。よく覚えてない。とりあえずラデュレのちょっとええコスメをプレゼントで渡したんよね。確か併設ステージのライブの後。その時は片付けとかでバタバタしてたし特に会話もなく。で次の土曜にのんびりカフェ行った。

 ない。

 まったくプレゼントについて触れることはなかった。

 それどころか客二人しかおらんのにワイのオーダーすら尋ねてくれず、さすがに30分経って紅茶をこちらからオーダーした。

 干されてる?

 その場で内心自問する。答えはすぐ出た。

 うん、干されてる。

 

 思い当たる節はあった。当時のワイ、クソ厄介ヲタだった。掲示板で叩かれるほどの。歌かき消すほどのMIX、コール、スライディングケチャとかやりたい放題。地下ドルヲタ始めたばかりやったし、ヲタクの入りがでんぱ、ディアステやもん。コールミックスヲタ芸フルコース。猿ヲタク。

 お気持ち表明ヲタと揶揄されるせいぜい振りコピしかしない今のヲタクスタイルとは真逆で、そりゃそんな厄介ヲタいたらその現場からは他界するわっていうヒドいレベル。

 それに差し入れにしてはちょっと高いもんやったからもっと仲良くなりたいっていう下心見透かされたのかなとか考えもした。

 そりゃ冷静に考えれば親世代のおっさんやもん、こんな若くて可愛い子がワイなんかに関心あるわけないやん。関心ないくらいならまだしも嫌われてるまであるな。

 

 そこまで結論出たらしゃーない。嫌なとか苦手な客の相手させるんかわいそうやし。

 で、そのカフェに通うのを辞めた。実際には推しちゃんがいないときに数回行ったけどそれはなにかのついで。推しちゃんには半年後にその地を転勤で去るときに最後一目だけライブしてるのを後方腕組み系で見た。

 

 それから8年。その間にカフェは閉店。ちょっと他で調べてたいことあってそのカフェ界隈のアカウントを当たってたらその子の転生アカウント見つけた。ほとんど放置されているしかばねのようなアカウント。鍵アカウントの鍵リストに放り込みそのまま忘れていた。

 

 ところがこの5月、そのアカウントに新しいツイートが載っていた。どうやら配信を始めたらしい。機会があえばこっそり見てみようと配信アプリをインストールした。そしてほぼ一ヶ月後、たまたまタイミング合って配信を覗いてみた。

 想定外だったのは入室しただけで名前が流れること。でもアカウントはえいじ名義ではなかったので「コメントを」を言われてもシカトする選択はあった。実際生活に疲れ劣化激しいババアになってたらそっとアプリ閉じるつもりだった。

 けど当時の面影存分に残るかわいさキープしているのでつい「お久しぶり。えいじです」と打ってみた。

「えいじさん!!久しぶりじゃない!!!」

 他の誰でもなく確信持って言い切られた。

 

 8年だよ?8年ブランクあって、思い出すまでのわずかな間もなく認知ありってすごくね?

 

 それから翌日からも配信見に行って。当時こんな会話したよねなんて話題もし。4日連続で配信見に行ったとき。

「わたし、えいじさんに謝りたいことがある」って突然言われた。いや他のリスナーさんもいてるし、って反応しなかったが結局語り始めた。

 プレゼントしたその直前、メイドカフェの中でお客さんからのプレゼント受け取りは禁止みたいなことになったらしく、他のメイドさんにもらったのがバレたら立場的にまずいのでありがとうも言えなかった。むっちゃ塩対応しちゃってずっと気になってた、と。

 特に他界のきっかけは言ってなかったし、そんな匂わせもツイートしてないはず。今回の配信でもプレゼント絡みの話題は一切なかったのにも関わらず。

 

 8年越しの答え合わせ。

 はい、勝手にワイがネガティブになって勝手に他界したってわけです。

 

 でもメイドちゃんにDMで「ワイのこと嫌い?」とも聞けんし、もし聞いても嫌いとは言えんやろうししゃーなし。8年越しの答え合わせで誤解が解けてよかったねというお話。

 

 そんな推し元メイドちゃんゆうちゃん。ほぼ毎日配信しているので(21時台が多い)every liveのアプリインストールなどして無銭ダイヤだけでも投げていただけるとワイも嬉しいです。

 (every liveは直接リンク貼れないみたいなので↓のTwitterアカウントから飛んでね)

twitter.com

 追記:ゆうちゃん、改名してりあすちゃんになりました。

2021年ヲタク活動まとめ(後編)

 

 ここで今年数は行けなかったが来年も見てみたい、あるいは気になっているグループなど。

・わーすた

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紫といえば松田美里ちゃん!かわいい!!!

 ライブ一回とリリイベ特典会しか行けてないがラインキューブでのライブよかった!マジ良かった!!!紗幕の使い方とか梨々華語録やら。

 もはや地上アイドルなので(料金的にも、ファンクラブ入らないと先行抽選参加できないとか)気軽に行けないけど4人体制ももちろん見に行く。

 普通ライブ行く間隔空くと熱量冷めるもんなんやがわーすたさんも美里ちゃんも情報発信力高くて、そして美里ちゃんはほんまにヲタク大切に思っているのを折りに触れ表明してくれているのでわーしっぷの端くれでもないワイもまた行かなきゃって気になるんよね。

 やっぱり高校1年生から見てきて変にイメチェンとかせずかわいいを貫いている姿が推せる。

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この頃からかわいさが溢れてる

・FISHBOWL

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FISHBOWLさん

  まだリアルでは見てないがMVとか見てる限り音もビジュアルも好み。来年からは東京遠征もあるようなのでぜひ見てみたい。しかし静岡って3776やらFISHBOWLやら良質のポップスアイドル生み出すよなぁ。名古屋の石を投げると闇しかない反社運営に当たる土壌と大違いで。

 お茶畑には人の善意を育て、しゃちほこからは悪意を増幅させる不可視光線が発射されてる説を調査してみたい(しない)

 

 あと佐々木亜実ちゃん激推し美味しい曖昧さんあたりもちょっと見てみたい。

 

今年のベストライブ

Migma shelterワンマンライブ4/24@CLUB CITTA'

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 2人シェルター至上主義者やったし、ブちゃんラブレットしたのをきっかけに他界。しばらくして他の対バンで「あれ?ええやん」ってなって対バン出てたらがっつり見るようになって。

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ブラジルちゃんのボブ時代を知っていることがいつか大きな財産になる

 そしてワイの中で転機となったこのライブ。直前でチケット譲ってもらってムリムリ見に行って大正解!手術後安静にと言われながらミシェルのライブ行くってバカなの?ワイ。

 ともかくいいライブすぎてここからまたミシェル目当てでチケット取るようになった。すっげえ熱量あって。力づくでやっつけられた感じ。

 ナラちゃんの復帰は大きかったと思うんよ。ちがちゃん入ってハウプトがアイドルグループになったように、ミシェルのアイドル性のラストピースを埋めたのがナラちゃんやと思う。いやわい、ブちゃん推しなんやけれども。

  ミシェルさんもやっぱり情報発信力強いんよね。日替わりブログにナラちゃんのインスタ日記。こないだついに休載が出て、うんうん、それでええねんなどとうなずいたワイやった。無理しない程度で続けてくれればええ。

 まあ毎日更新してた山崎愛ちゃんブログで一度だけ母親に書いてもらった回とそれを暴露してしまう愛ちゃんほどの衝撃はないが(笑)

 最近は繋ぎが凝りすぎてやっぱりJOINTや69はきちっとイントロから曲聞かせてくれ!派なのでこのときくらいがちょうどよかったってのもあって今年のベストライブに。

 

今年のベストライブ(特別編)

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トリプルドラム クリムゾン

 海外ロックしか聞かなかった時代って学生時代だけで、社会人なってからはずっと社畜だったしドルヲタするまではライブなんざ行くことなかったので来日ライブってほとんど行ってない。行ったことあるの故David Bowie(レッツ・ダンスツアー)VAN HALEN(デビューツアー)UK(デンジャーマネーツアー)そしてKing Crimson(displineツアー)ツアー名は適当。

 貧乏学生だったのでS席なんて取らずA席とかB席が精一杯。大箱で遠くに見えるレベル。当時はSNSどころかインターネットもなく東京のライブ情報もなくて。クリムゾンのライブでは演奏終わった後会場全体に「アンコールしてええん?」「クリムゾンさんやしステージ降りたらもう終わりなんちゃう」みたいな空気で誰もアンコール掛けず、エイドリアン・ブリューが困惑したように出てきて「モウイッキョクヤリマス」とアンコール演奏したのが思い出深い。

 そして30年ぶりくらいの来日コンサート。正直最初はリンワンさんのワンマンツアー初日を選んだんやが(チケット買うのもなんかめんどくさそうだった)普通に追加公演が取れそうなのでさくっと買ってみた。オサカナのUNTIEライブより安いやんってS席ポチったとき大人になったなぁなどと少し感慨覚えたりして。ほんまは水曜のファイナル買うつもりで前日のんになったのはご愛嬌。

 ツイッタはアイドルアカウントなのでクリムゾンのライブがどうだったなんて情報も入ってこず、また積極的に調べることもなくライブへ。そこまでは正直おじいちゃんたちの集金顔見世ツアーやと思ってた。

 7列目、下手だったので上手のロバート・フィリップ御大がよく見える。それだけでええし、と。

 しかし

 ライブ始まってすぐに自分が勘違いしてたことを悟った。音が違う。音圧が違う。それでいてデリケート。

 休憩入れながらも2時間超えの長尺。それもトリプルドラムのガチ演奏。圧倒的な本物の音楽。代表曲を惜しみなくこれでもかと畳み掛けてくる。21センチュリー、ラークスタングス、スターレス‥‥

 

 このまま一生を終えるとして生涯で一番のライブは?と問われたら躊躇なく答える。

「DMMシアターのsora tob sakanaライブ!」と。

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Larks' Tongues in Aspic sora tob sakana

 おい、クリムゾンちゃうんかい!!!この流れで!!!

 

今年のベスト成人

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 というわけで神﨑風花ちゃんは最高なんすよ!!まあ去年はベスト19歳で来年はベスト21歳、再来年はベスト22歳なんですけどね。今年は解散以来イベントで元気な姿を生で見られたので幸せでした。

 

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それではランキング再開

2位 Migma shelter12回

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我が生涯に一片の悔い無しのブラジルちゃん

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AKBとか坂道でフロントメンバーでも違和感ないナラちゃん

 ベストライブでも触れたのでここは短く。ブラジルちゃん、知った頃はSNSが苦手というか使い方わからんいうか憎んでさえいたような気がする。実際それは書いていけないと(多分田中さんに)指摘されてツイ消しして落ち込むようなこともあったし。
 けどこの1年くらいで変わった。相変わらずツイッタでは「ブログです」とそっけないがブログの中身はある程度、いやかなり内面をさらけ出すようになった。それはミシェルを続けて大きくしていく中でハートが強くなったからかな。あと、ヲタクを少しは信頼するようになったから(こんな私だけどついてきてくれるでしょ的な)てな部分もあればいいなとも考えてみる。

 あとミシェルのレイブのいいところは煽りがないとこ。客を煽るのって実は難しくて客の熱量間違えた状態でのミックス煽りや「盛り上がってますか」「おー」の流れがあると逆に冷めるんよね、へそ曲がりなので。

 その点ミシェルさんは曲とステージングでフロアを沸かせる。田中さんが「煽ったら殴ります」とか昔ツイートしてたけどその姿勢はええと思う。いや殴る方じゃなく客をありきたりな言葉で煽るなってとこね。いや、ガールズグループを何回も崩壊させているのでミシェルもけっこうヒヤヒヤしながら見てるけど。

 

2位 開歌12回

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歌ウマ・賢い・困り眉と三拍子揃った佐々木亜実ちゃん

  開歌とミシェルの兼ヲタって珍しいと思う。

 今年はハレスタで無銭ライブ多かったのもあり見る機会多かった。

 しかしなんと言ってもササキフェスでしょ!!よくもまあこんなにいいグループ集めたなっていうフェス。それまでもプレイリストでそのセンスに注目してたがこのフェスで佐々木さんのチョイスは信用できる!になった。

 佐々木さんのクレバーさは勉強ができるだけでなくアイドルとしての立ち振舞にも現れていると思う。頑なにロングストレート(短い期間だけインナーカラー入れてたけど)を続け、発言も奔放なように見えて言葉のチョイスしっかりしているし、ステージでの表情も考えて表現してるとのこと。振り付けも指先まできれいだし。

 グループとしても2人と脱退者を経て落ち着いた感じ。最初の1年がなんだったってほど今年は毎月新曲発表してて、またそれがいい曲。個人的にはブルーファンジア好き。各メンバーディレクションというのも音楽的素養高いメンバーなのでバラバラな楽曲群にならずただ開歌の幅を広げている。

 

1位 Ringwanderung13回

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今年最大の収穫!!Ringwanderung

 これ書き始めた時点ではミシェル、開歌、リンワンが全部12回で並ぶというまさに本現場不在の2021年やってんけど、一日早く冬休みもらえることになりその日をリンワンさんを選択で今年のNo1となったわけです。

 ササキフェスで最初見たときからいいライブしはる!となったけど特典会は行かず。しばらくライブだけ楽しもうかと思ってた。サインありチェキ2000円やし(苦笑)ところがリリイベでどうせCD買うからって、その特典券で陽凪ちゃんとこいったのが運の尽き、ちょっと話しただけで伝わってくる真面目さ。ヲタクと繋がって契約違反脱退とかメン地下とクラブで合コンとかしそうにない安心感。ここからすっかりリンワン沼にはまっていった。

 曲、振り付けハイレベルで歌も全員うまい。5人中4人が音楽系大学出身でそうでない音々ちゃんもアクターズ出身で基礎できてるし将来的にアコースティックver曲とか歌上手を存分に聞かせるとんでもない名曲出してくれそうなポテンシャルある。

 それにね、スタッフさんまでかわいい。リンワンさんとパレパレさんのスタッフさんがかわいいスタッフ2トップのような気がする。知らんけど。プロデューサーまで入れればリルネードさんのののたPがダントツなわけやが。

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ののたさん



 てなわけで2021年もなんだかんだと楽しいヲタクライフ送れた。ではまたの!